カテゴリー別アーカイブ: 動物

なんじゃこれ?2

Sp1010040 船浮港で浮いていた長~くゆらゆら浮かぶ物体。ちょうどカエルの卵塊のようなゼラチン質の塊の中に小さな黒い卵らしきが無数に見える。

海に住むカエルがいたなら、その卵塊に違いないだろうが、あいにくそんなものは発見されていない。

ならば、なんじゃ、これ?やはりなんかの卵塊ではあろう。問題は何のものか?貝?ナマコ?わからんわからん・・・・

オオベソスガイ(ツキミナ)

Oobesosugai 美味い。西表で潮干狩りというと、干潟や砂浜をガサガサザクザク掘って2枚貝を採る以外に、珊瑚礁や磯の岩場を歩いて貝を採ることも言う。

この貝は通称「ツキミナ」。ツキは月。ミナとは、島の方言で「蜷」(ニナ)。月がつく理由は正確ではないが、貝の蓋が満月のように美しいからではないかと思っている。おばあなんかがよく珊瑚礁ではなく、岩場を歩いているのを見るが、狙いはもっぱらこの貝。サザエなんかの仲間だけに、やはり美味い。

ところで、有名な曲に「海のチンボラー」という島唄がある。チンボラーとはある種の巻貝を指すが、島によってチンボラーが指す貝は違うようである。以前沖縄本島南部の海岸で地元の女の子に教えてもらって採った「チンボラー」とは、このオオベソスガイのことであった。彼女の家でそれを塩茹でした物をビールと一緒にご馳走になったのを思い出す。ただし、本島のこの貝はもっと小さかった。大きなものは採り尽くされたのかも知れない。

アオスジアゲハの中のミカドアゲハ

Saosujimikadoageha 先日イシガケチョウの時にも書いたが、山の中のちょっと開けた湿った岩場には蝶が良く集まる。

今日はすごい数のアオスジアゲハが群れていた。写真はほんの一部。この4倍はいた。ただ、近寄ると大部分が逃げてしまう。しかし、しばらく待っていると、落ち着きを取り戻した蝶たちが三々五々舞い戻ってきた。

写真を撮って後で気付いたのだが、中にアオスジではない蝶がいる。ミカドアゲハだ。いずれも集団給水する蝶。しかし、たった一匹混じっているのを見ると醜いアゲハの子状態なのではないかと心配してしまう。

きっと自分のことを他と同じアオスジアゲハと思っているに違いない。幸いなのは、アオスジ一門が彼をいじめないで仲間に加えていることかなあ。

ケブカガニ

Kebukagani 潮の引いた海岸で遊ぶのは楽しいものだ。普段、お目にかかれない海の底が現れ、そこには色んな動物が隠れていたり、取り残されていたりする。

さて、このカニ、ケブカガニ。名前どおり毛深いカニだ。しかもケガニなどのように硬い毛ではない。体を包む毛皮。

キャツはちょっと苔の生えた岩場にいた。その苔には細かい泥が入り込み、全くこのカニと同じ。よく見つけたものである。ケブカガニの外見はこれも一応背景に溶け込む為の進化なのだろう。

比較的大人しいカニで、つついても一度鋏を上げたっきり、これは自分の勝てない相手と悟ったか、後はじっと大人しかった。

そう言えば、スベスベマンジュウガニという歌がNHK「みんなのうた」にあったが、そこにはこいつも登場していたなあ。

チン(チヌ)

Minamikurodai チンは方言名。ミナミクロダイやナンヨウチヌを指す。エビでタイを釣るというが、これはヤドカリでの成果。悪くない。

今回の場合は置き竿で、単にカヤックのシートの隙間に竿の尻を挿した状態で餌を遠くに投げ込んであっただけなので、かかった時には竿がゴーンと横に引っ張られ倒された。

ただし、引きはあまり強くない。最初の食った時だけ。内地では四国の堂の浦などでイカダ釣りで本家クロダイを釣ったりしたが、もっともっと深い場所に住むのは強烈に引いた。けっこう格闘。

南のチヌは、主に川にいる。川は汽水域が大きく、もっぱらそこで暮らしているヤツが多い。川にはなかなかチヌ以上の敵はいない。塩分も弱いし、多分、そんな理由でスポイルされているのだろう。

同じぐらいのサイズが2枚だが、一枚目が釣れた時には「これはキャンプでの刺身用に。」と決めた。ならば、家で待つ幼いわが娘の為に離乳食用のタイをもう一枚釣らなくてはと思い、再び同じ場所に投げてすぐの2枚目。思わず。遠くに見える我が家の灯火に向かって「父ちゃん、やったぞー!」と叫んでしまった。

ワダツミギボムシの糞塊

Wadatumigibomusi 潮の引いた河口の干潟にいくつも横たわる巻きグソ。誰もが驚く見事な巻きっぷりは半索動物ギボムシの糞塊。

要は全身管状の動物で地上に肛門だけをのぞかせ、ブリブリムリムリ糞を垂れ続ける。よーく探せば、まだ地中から新しいウンコがムリムリと溢れてくる糞塊もあり、その溢れてくる部分をぐいっと素早く掘り返せば、ギボムシ本体は無理ながら、肛門のきれっぱしが拾える。

本当に薄い膜のような管。この先になが~い本体がある。因みに糞塊は口から取り入れられた泥が、消化管内で有機物などの栄養分を吸収された残りとして肛門から出される。だから、本当にウンコ。

ミナミコメツキガニやシオマネキ類の土団子とは似て非なるものなのである。

マングローブテッポウエビ?orイソテッポウエビ

Sp1010084 マングローブを過ぎると、ぱちん!ぱちん!と大きな音がする。葉っぱや枝が折れたり、落ちたりする音か?いいや違う。

僕が違うと言った理由はその音を別の場所で聞いたから。それは潮の引いた干潟。一生懸命見つけたそいつは小さなエビだった。そして僕の手の中で同じ大きな音をさせてみせた。マングローブにもそいつの仲間がいるらしい。名前はマングローブテッポウエビ。だから、僕はマングローブでするその大きな音をマングローブテッポウエビの出す音と思っている。

さて、今日見つけたこのテッポウエビ。マングローブのすぐ脇の干潟にいた。以前見つけたことのあるイソテッポウエビなのか?はたまたこれがマングローブテッポウエビなのか?後者の可能性は低いかもしれないが、同定は専門家でもないので難しい。専門家でも難しいという。

格好いいのが、ピストル音を出す大きな鋏足と小さく鋭いもう一つの鋏足。捕まえようとしたお客さんがこれに挟まれ、ちょっと血を出した。「あたたた!」ピョンと手を離れ、地面に着地したそいつは、そこで身構え、大きく鋏を振りかざした。

「ぱちん!」

<謝罪>以前、このページにて、ある方がこの音を「テッポウエビの出す音とは信じてくれなかった」という意味の文章がありましたが、この方からそんな覚えはない。テッポウエビだとずっと言ってきたのは自分だとご指摘をいただきました。こちらの勘違いであったようです。そういったあいまいな記憶を頼りに、このような場所でご本人の名誉を傷つけたこと、ここに深くお詫び致します。以前にも、同じ方から同じようなご指摘をいただいたことがあるにもかかわらず、このような書き方をしてしまったのは、自分の反省が不足していたのだと思います。軽率な行動でした。以降、そういう一方的な記憶のみで文章を作成し、多くの方々に迷惑のかかることのないよう、充分気をつけさせていただきます。申し訳ありませんでした。

キンセンガニ

Sp1010082 足が泳ぐ為にちょうど船の櫂のようになっている蟹と言えば、間違いなくワタリガニを思い出す。彼らはその特徴を利用し、よく泳ぐ。

西表ではワタリガニの仲間で一番有名なのは「ノコギリガサミ」。美味いしでかい。

ところで、干潟などに生息するキンセンガニ。ガラッパの仲間である彼らの足はワタリガニの仲間よりもすごい。全ての足が泳げるような扁平な櫂状。特に鋏のすぐ後と、最後の足はブレードがでっかい。

それで、泳ぐのかと思えば、泳ぐよりむしろ足を利用し、体をブルブル震わせながら、砂に一瞬で潜る。忍者のように。

そうなのだ。彼らの櫂状の足は泳ぐ為よりむしろスコップのように穴を掘る為にあるのである。考えれば、櫂とスコップは少し似ている。

オオヒライソガニ(川の蟹)

Oohiraisogani 川の上流部で、蟹を見つけた。水の中から這い出して、岩盤を歩いていく。サワガニでもない。西表の川の蟹と言えば、モクズガニ、タイワンサワガニなどがメジャーだが、これは一体なんだ?

特徴的なのは長い足を甲羅の目の後にある切れ込み。イワガニの特徴を備えている。調べてみるとオオヒライソガニというようだ。鑑定はあいまいである。難しいなあ分類は。生息環境的には当り。広塩性といって、海、マングローブ域(汽水)、淡水とどこでも住めるらしい。

しかし、図鑑で形態を見ると目と目の間がこの種ではまっすぐである。だが、写真のこいつはちょっと窪みがある。ああ、難しい。毎日、分らない動物、昆虫、植物を見つけてきては、家に帰って図鑑とにらめっこである。

分らなくてブログに載せれていないものも実は多かったりするのだ。

ギンヤンマ羽化し損ない?

Sp3210020 幻の田螺(タニシ)を求めて田圃の畦をそぞろ歩く。

と、足元からバタバタという羽音。見れば、ヤンマがいる。

しかし、羽がおかしい。縮れている。羽化したて?にしては羽が乾いている気がする。だとすれば羽化失敗?彼は一生飛び立てず、近いうちにカエルなどの餌になってしまうのか。哀れ。生きた記念はこのブログに俺が残す・・・。

帰ってきて調べた。顔の眼の前の部分でギンヤンマ類はリュウキュウギンヤンマ、オオギンヤンマなどに分れるようだ。このヤンマは黒、水色、黄色の平行線で区切られている。これはただのギンヤンマ。珍しくはないようだ。勿論、だからと言って、命に違いはあるまいが。