腐生ラン。光合成いらずだ。かなり可愛らしい花が咲くが、小さく無葉なので花が咲かないうちにはなかなか気付かない。ぱっと見は、樹木の種から芽を出したところの若木が、出したところの葉を食われて茎だけで立ち枯れしているようにしか見えない。なので塊根性で毎年同じ場所に出ている筈にもかかわらず、今年まで気付かなかった。
おそろしい。間違いなく視野には入っていた筈なのに、勝手に決め付けて見落としていたわけである。
この後、西表は大きな台風に見舞われ、現地も2度水没している。次の年も咲くかどうかは分からない・・・。