西表の干潟のカニと言えば、やっぱりミナミコメツキガニなのだが、彼らが群れる河口近くではない、中流ぐらい石混じりのちょっとした浜(これも満潮時には水中なので一応干潟)にもようく目を凝らすと、可愛らしいカニがいる。これはツノメチゴガニ。小さな小さなカニだが、大きな手袋を着けたような両のハサミがいい。そして目には角状の突起がある。
小さな穴を巣穴にそこから3歩ほど出てきて食事をしながら踊っている。この踊りもウェービングの一種。雄が雌にアピール中。ウェービングといえば、シオマネキだが、どうしてどうして。チゴガニのアピールはなかなか表現力たっぷり。実感がこもっています。
両の手で大きく、
「ばんざ~い!君にあえてよかった!」