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伝説のオオウナギ

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西表島仲良川奥、ナーラの滝の滝壺で時々、目撃されていた主とおぼしきオオウナギ。

ついにとったど~!

ではなく、瀕死?あるいはすでに死んでいるのを見つけました。少し動いた気もするので、やっぱ瀕死だったのかな。

かって元気だった時の姿はこれ↓

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岩の下に頭を突っ込んで、おそらく手長エビなどに悪さを働いているところです。

140センチ、5キロ以上は確実にあると思われる巨大ウナギ。こんなに大きくて重たいくせに、やっぱりウナギなのでヌルヌル。

持つのに一苦労です。

ちなみに写真の彼は180センチほど、彼女は150センチほどです。

こんなに大きくなると美味しくないらしいので、そこにそのまま置いて帰りました。祟りも怖いしね。

また明日誰かが発見して記事にするかも(笑)。

アラゲウスベニコップタケ、通称○○○タケなり!

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植物ではないわな。キノコだもの。

この造形の卑猥さは素晴らしい。

アラゲウスベニコップタケ、伊沢正名さんの本だったかな。

初めて見た時、感動したなあ。

キノコがよけいに好きになった。

そこにも撮影地、西表島とあったのを思い出す。

ここまで完璧なヤツ、10年ぶりぐらいに見つけた。

今年はヤツガシラ、当たり年?

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ツバメがやって来たなあ(本土などへの北上の途中)・・・と思っていたら、同じ渡り鳥のヤツガシラも来ていた。車で道路を走っていると、その独特の羽ばたきを目にする機会が何度かあった。

そして、一昨日、祖納の前泊浜でヤツガシラが2羽でいるのを見つけた。

おお!近い!

僕は知識がないので本当にこの2羽がオスメスなのかは分からないが、まあ、番(つがい)と思いたい。だとしたら、このまま旅を続けずに、夏の間中、こちらにいて営巣などしてくれないかなあ・・・などと期待する。

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しかし、本当に珍しい色形をした鳥だと思う。

なんだ、その縞模様。なんだその長くて細い嘴。そしてなんだ、その頭の飾りは!

よくよく観察しているとやはり、砂浜に開いた穴などにこの嘴を突っ込んで、餌を探していることが分かる。写真で見ても嘴にはある程度の深さまで砂が付いている。長い嘴は穴などに突っ込むのに適しているのだろう。

今日は、草刈りされたほぼ垂直に近い斜面にまるで啄木鳥のようにしがみ付いて、無心に餌を探して地面をつついているのを観察できた。ツアーのお客さんと一緒だったが、車の中から見ているとまるで僕らを気にしない。時々、バランスを崩し、よろけては立ち直り、また地面をつつき、何か黒くて丸いものを捕まえては飲み込んでいた。面白いのはよろける度に興奮するのか、頭の飾り羽を広げることだ。

他の車が近づいて慌てて飛び上がった時も、近くの木の上にとまっては、1回2回と飾り羽を大きく広げる。この飾り羽を広げている様が「八つ頭」という名の由来なのは一目瞭然。

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今日は、何度かツアーの中でここを通ったが、その度に番で僕らにその姿をじっくり見せてくれた。いつまで見られるか。このまま営巣してくれないかなあ・・・。

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カンムリワシ 5/100

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西表島に100羽、石垣に100羽で国内200羽前後しかいないと言われているカンムリワシだが、今日の仲良川下流の山の上ではそのうちの5羽が集まって鳴き交わしながら、上空へ旋回して上っていった。一箇所でこんなに群れて飛んでいるのを見たのは初めてだ。

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縄張り争いとかそんな感じではなかったので、集団お見合い?とか想像しながら見ていた。

貝にやられる。

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潮が引いた海岸で貝を探しながら歩いていたら、砂地に半分埋もれたフデガイを見つけた。

手ごろな大きさでとても綺麗な貝だ。これはチョウセンフデかな。

彼らは長~い象の鼻のような口を持っていてこれで砂の中にいるゴカイなどを探して食べるれっきとした肉食。デローンと垂れるその口は微妙に不細工だが、とにかく貝殻はいいので、持って帰ろうと思い、人差し指を入り口に掛けながら、持ち歩いていた。

そしてカヤックに戻り、貝殻を置いた時に、僕はどきっとした。

指が変な色をしている!

しかも不気味な光沢のある紫色っぽい褐色。見れば、貝の口から同じような色をした液体がわずかに垂れている。貝の分泌液に染められてしまったようだ。

しかもこの色が全く取れない。風呂入って擦っても取れない。

これって貝紫のようなもの?

貝紫とはアッキガイ科の貝の分泌液から化学反応で作られる染料。フデガイはアッキガイの仲間ではないかもしれないが、きっと似たようなもんだろう。

貴重な体験だ。この分泌液は貝が捕食者に対してとりえる最後の防御手段なのかもしれない。

海のサボテン

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今日はものすごく潮が引く日です。

ですので、普段干潮時でも引かない場所まで陸地になっていました。

そんな中、現れたのはサボテンのような海藻。

肉厚でまさにそんな感じ。可愛いです。

ここをアメリカ西部の砂漠と思ってください。

このサボテンの間を馬に乗った僕たちがゆっくり進んで行きます。

一杯のウィスキーが味わえるバーを求めて・・・・。

ヒュ~!(風の音)

タイワンガサミ

Taiwangazami1 いわゆるワタリガニだ。潮のひいた干潟の上で水溜りに取り残されていたのを捕まえた。鋏が危険なので帽子で掬って陸に上げた。

西表でガサミと言えば、大型のノコギリガザミのことだが、内地でガサミと言われるのはこちら。非常によく泳ぐ。また、色合いも美しい。

美味しいのだが、ノコギリガザミを食べている人間にとっては身が細くて食べ応えが無いというのが正直なところ。味噌汁にでもするかと思ったが、一匹ではしょうがないので結局逃がしてしまった。また、脱皮直後でもあったのか、少し甲羅が柔らかく、動きに切れもなかった。こんなのは食べてもスカスカで美味しくなかっただろうな。

いよいよモズク!

Sp1010073_1 この時期嬉しいのは海藻が島にいっぱい生えること。ことにモズクは嬉しい。まず、量が採れ、美味く、保存が利く。

そんな天然モズクも近場の海に生え出しました。まだ少ないながらも中には立派な株に成長しているものもあります。

で、ちょっと試し取りしてみたモズクは、現地にてこんな風に八重山ソバの上に乗っけてアツアツの出汁を注いでソバと混ぜて食うのが美味い!新鮮なモズクはさっと緑色に変わってきれいですな。

でも、写真を見れば、モズクに覆われているソバが・・・。あれはやりすぎ・・・。出汁が冷める・・・。ものには限度ってものがありますね(笑)。

シャリンバイも咲く

Sp1010007 春なのだ。なかなかいい天気にならなくても、春。花が色々咲き始めている。先日上げたセイシカも満開に近い。ヤエヤマコンテリギも咲き、サキシマツツジも、コンロンカも、まだ調べていない花も・・・

そんな中、一際目を引くのは木いっぱいに白い可憐な花をつけたシャリンバイ。花も可愛いが木の形もいい。なんてのは樹木愛好家の弁。実際、結構盆栽にもされてるようですが、やっぱり野で大きく育った体いっぱいに花をつけている姿の方がいいに決まっている。盆栽ってオモシロさもなんとなく分るけど、結局人間の所有欲なんだよなあ。