川に突き出た枯れ枝に留まり、小さな魚を狙うアカショウビン。沖縄を代表する夏鳥である。「キョロロロロロ・・・」という鳴き声は非常に美しく、またその姿も素晴らしい。同じ亜熱帯である奄美で暮らした日本画家、田中一村の絵にもよく登場する。
そして、アカショウビンのいるすぐ脇にはサガリバナの蕾がいくつも垂れ下がり、川面には落ちた花さえも浮かんでいる。絵になる。素晴らしいシチュエーションである。
奄美にはサガリバナはないのか?一村ならば、これぐらいのシチュエーション、想像で構成して描けただろうに・・・。