庭周りの樹木を見ていた。と、ヤブツバキが紅い花を残すその枝に、白い塊がくっついているのに気がついた。風で浜に流れ着いた発泡スチロールが飛んできて、枝にひっかかっているのかな・・・などと思っていたが、なんだか気になる。まさか、西表にはいないモリアオガエルの卵塊でもあるまいし、ならば蜂の巣?だったら家の子供が危ない。早目に撤去せねば、と思い直し、おそるおそる近づく。う~ん?蜂の巣じゃない。
なんだこれ?ブックリ膨らんだ先っぽはすぼんで下を向いている。おまけに上部は枝にひっかかるではなく枝そのものから出ている。よく見れば、花の残骸が上部にあるというか、花の中にこれが出来ている感じだ。
雌しべが巨大に奇形したものかも・・・。しかし、へんだ。歪だ。ちょっと昔の沖縄などにあった「フィラリヤ」患者の狸の金玉化した睾丸にも似ている。これも何かの寄生でこうなったのだろうか?しかし、その質感は植物そのもの。しっとり柔らかかった。これがなんなのか?どんななっていくのか?ちょっと今後も追ってみよう。