カテゴリー別アーカイブ: 動物

旅鳥が島に寄っているのでいい季節だと。(コムクドリ)

Sp1010526 カヤックの行く手、海面すれすれを飛ぶ一列の黒いものは鳥である。今日は朝から森が賑やかだった。出発直後も、祖納半島の森から同じ鳥達が一列になってざあああっと海に向かって飛び出しては、ほんのちょっと沖に出たところで、一挙にUターンして陸に帰ってくるのが何度も見えた。

ピーチクパーチク、なかなか姦しい。最初は何をしているのか分らなかった。なにか猛禽にでも追われているのかと思ったが、猛禽の姿もない。

そして、離れた外離島でも。う~ん、これは冬鳥が北の空へ帰っていこうとしているのでは・・・などと想像する。家に帰ってよ~く調べてみた。

大群をなすのはコムクドリという。で、西表には冬鳥としてではなく、一年に二度、大群でやって来る旅鳥だという。なれば、海に飛び出しては陸に戻ってなんてことを繰り返していた彼らはまだ着いたばかり。漸く陸に辿り着いたものの、まだ慣れない環境でちょっとした1匹2匹のイレギュラーな行動が全体をあんなふうにパニックに陥れているんだろうなあ。

ヤツガシラが島に戻った日

Sp10103761jpg やはり春なのだ。車をドライブしていると、懐かしき黒い縞の模様の羽を持った鳥が逃げていったのが見えた。

路上にいて、車に驚いて逃げた感じだった。

その帰り、同じ場所で今度は電線の上にヤツがいるのが見えた。車が近づくと同じように逃げたが、10メートルも離れない同じ電線の上。そこでおもむろに頭の飾り羽を開いて見せてくれた。そして、また10メートルほど移動する。そこでまた飾り羽を開く。

今度は同乗していたお客さんたちも確認できたようだ。

やっぱりヤツガシラ!世界で一科一種の珍しい鳥。主に草地など開けた場所で見られる。牧場で拾った嘴が細くて長い特徴的な頭蓋骨は僕の宝であったりする。

もうすぐアカショウビンも帰ってくるかなあ・・・。

使われなかった愛の巣

Sp1010170_1 川に面したマングローブの木に、リュウキュウメジロの巣を見つけた。あまりにも位置が低い。巣が掛けられたメヒルギは、最大満潮時でもないのに、水面からわずか40センチほどしか出ていない。

ちょっと風が吹いて荒れたり、大雨で増水でもしたら、すぐに浸かってしまいそうだ。で、そっとのぞいてみた。主はいない。

よく調べてみれば、案の定、巣が使われた形跡もない。

ただ、夜半の雨を吸ってしっとりと重かった。

アシナガキアリの宝石

Sp1010106 西表島では屋内外問わず、蟻が多い。ちょっとでも掃除を怠っている家ではどこからか蟻がやって来て、行列を作っている。掃除を怠ると言っても、網戸の下に落ちた小さな昆虫の死骸すらも目当てにして集まるのであるから、大変だ。

が、昔から言われるように彼らは働き者で力持ち。しかし、一生働き続けるなんてちょっと悲しいな。彼らにはなんか楽しみでもないのか?と思っていた。

さて、写真の蟻、数匹で立派な蜂を運んでいる。その蜂はなんとも南国チックな宝石色に輝いている。おそらくはな~んも考えずただ食べ物と思って運んでいるのだろうが、見る側は人間なのでしょーもない物語を思いつく。

「今、幼馴染のアリ達4匹は大空から降ってきた世にも不思議な色に輝く宝石を、きっと他の仲間に奪われまいと、みんなの住む巣穴ではない秘密の隠れ家に運び込もうとしている。彼らの幸運はまさにこの宝石を見つけたことにあったが、だがしかし、その宝石のあまりの美しさゆえ、今、彼らの心は互いに疑心暗鬼になり、深い不幸の淵へと同時に足を踏み入れていることに気付く筈もなかった・・・。」続かない

イシガケチョウ群れる

Sp3090063_1 イシガケチョウが岩場で群れていた。よく土や岩に蝶が集まることがあるが、ミネラル補給などを行っているらしい。たしかに小便跡に蝶はよく来る。人間の出したものの中にはミネラルがたっぷりなのか。大変人間は無駄なことをしているような気がする。極限切り詰めて食し、やや色々な栄養素が不足気味になれば、小便の中のミネラルも出なくなるのか。

話は戻る。しかし、この蝶、蝶なのに、べったり羽を広げて止まるし、羽の模様はまさに石の崖。羽の形もどこか変。飛ぶ姿も当然どこか変。変な蝶である。

曲者のクモ

Sp3090089 コーヒーが好きだ。こだわりのブラジル豆をドリップで入れる。グッドアウトドアのコーヒーはどこよりも美味い。

屋外でも変わりはない。ツアーでもこだわりの一つ。

で、今日ちょっとお客さんと談笑していたら、ほんのちょっとの合間にクモがコーヒーを入れたシェラカップに巣を張ってしまった。よく見れば、一度失敗したのか、コーヒーの表面に糸が落ちている。なかなか糸の質はよい。水のなじまず、水の上で水を弾いている。そう言えば、朝露がクモの巣を破壊することはないものなあ。しかし、クモはどうやって糸を張るのか。口から糸を遠くへ吹き付けているのかねえ。

結局、お客さんは、コーヒーをクモに乗っ取られたのである。

西表島の水田のガムシ

Gamushi 干立に住む友人とほぼ絶滅状態の西表のタニシを探しに出かけた。西表のタニシはアンピタと呼ばれ、かなり大きかったようだが、農薬、合鴨農法により急激に姿を消している。在りし日には串焼きにされ食されたとか。でも、本当にそれは所謂タニシなのだろうか?なんか別の貝なのじゃ?などと僕は思っている。

結局、無農薬の水田などを回ってみたが、アンピタではない小型の巻貝はいるものの、タニシは探せなかった。

しかし、そこで見つけた水生昆虫。なつかしや。ガムシである。おそらくはコガタガムシ。裏返しにした写真で分る体中央部にある針のようなものが「牙虫」の名のゆえん。一体なんだ、この針?

ガムシは小学生時代、休耕田で水はけの悪い草地になっていた場所を来る日も来る日も追いかけた。憧れの存在。

ところで、もっと憧れたゲンゴロウ。種類は違うが西表にはいっぱいいたりする。田嶋さん、見てる?

ヤシガニの目覚め

Syasigani 久しぶりの動物ネタ。滅多に人も来ないし、自分も行かない浜に上陸してみると左写真のように巨大な足跡が・・・明らかにヤシガニのそれであるが、それにしても大きい・・・。で、右に左に崖際に、と移動する足跡を追跡すること10分、岸壁に開いた狭いが奥行きのある穴に、いましたいました、立派なヤシガニ!あいにく奥過ぎて手も届かない場所でしたが、お客さんも加わってみんなで鑑賞しました。

ここ数日の陽気に冬眠から目覚めたのでしょうね。この時期に出くわしたのは初めてです。今年はいいスタート!

イシガキゴマフカミキリ

Isigakigomahukamikiri 道端で休憩していると、突然飛んで来た。カミキリムシにしては、いやに触覚が短い。長いものがいるのに対し、なんでこんなに短いものがいるのだろう。考えられるのは、生活において長い触角が邪魔になるからか。それはどんな環境だ?大人になっても枯れ木の中などで生活でもしているのか?などと考えていた。因みにこの種は各島で固有亜種に進化しているそうな。だから、こいつは、イリオモテゴマフカミキリと呼んでもいい。

が、本当はそんなことはどうでも良かった。ここに載せたかったのはキャツの写真などではない。こいつのことを考えていた時、頭上で鳥の留まる気配がした。なんだろうと、立ち上がり、様子を見る。梢の上、すぐ5メートルほどのところにいたのは・・・

ヨナグニカラスバトだった。おおおすげえ!興奮を抑え、そっとカメラに手を伸ばした時、しかし、カラスバトは無情にも飛び立ってしまった。撮れなかった。本当に悔しいのである。

今日の魚

P1010014 でっかいカーシビ(マングローブジャック、ゴマフエダイ)にイトフエフキダイ、それからガーラ。

今日はなんと言ってもカーシビに尽きる。竿を奪われんばかりの強力な引き。今まで何度糸ごとぶち切られたか。やっとしとめた良型。

ツアー中は一番美味いガーラを刺身に。家ではカーシビの半身を刺身に。後は次の日の煮物。

全部キレイに掃除したイトフエフキは隣りのオバアにクリスマスプレゼント。たいそう喜んでいた。