マダラガ科の蛾では以前、シロオビホタルガを紹介した。そして今日はマダラガの中でも最高に美しい、つまり蛾全体の中で最も美しいといっていい「サツマニシキ」である。
滝のそばで細かい水滴に羽を打たれたせいか、この個体はじっと動かなかった。だからよく写真が撮れた。以前、森の中で見つけたものの、けっこう逃げられたこともある。その時は遠かったせいもあってかなりのピンボケだった。
この蛾は全体に蛾でありながら、昼間とびまわる。そして吸蜜のために花を訪れる。触れれば泡状の黄色い分泌液を出すということなので、試してみたが、弱っていたせいか、そのようなものを見ることはできなかった。残念。