海岸の岩の上で見つけたあまりにも小さな植物。そこは常に潮風に晒され、時には激しい波しぶきさえ届くような苛酷な環境である。
小さすぎて、ピント合わせに苦労するものの、なんとか撮れていた。後のリュウキュウマツの葉のサイズと較べればよく分る。蟻を撮るより辛い。
さて、この植物マチン科のアイナエというようだ。聞いたこともないような名前。しかも、こんな小さくて細くて、吹けば飛ぶような体のくせに、分布は沖縄から本州、アジア東部から南部。はてはオーストラリアまでと非常に広い。とっても頑張っている。生育地は日当たりの良い低湿地とあるが、こんな岩の上の窪みを低湿地と言っていいかどうか。しかも、結構塩分高いはず。なんせ頑張っているやつなのだ。