よく目に付く場所にあっていつも写真を撮らなければと思っていたが、そういう場所の花ほどなかなか撮れなかったりする。
しかし、いつのまにやら木に沢山あった花の塊が見られなくなって、やばい花が終わる!と今回雨の中慌てて撮りに行った。木の表面の花は全部散ってしまっていたが、奥にいくつか咲いていた。反り返った花、淡い香り、ギザギザのある葉の縁。マルバチシャノキである。
西表では海岸林などに生えるようだ。因みに果実は淡い甘味があり、生食できるという。試してみなければならない。が、島でこの実を食べたという人は聞かない。大丈夫か?いつか書く機会もあるだろうが、島の人が食べたと聞かない別の実を食べてひどいことになったことがある。
マルバチシャの花には小さな毛虫が来ており、写真を撮るのに、そいつに刺された。酷い痛みであった。