月別アーカイブ: 2006年3月

曲者のクモ

Sp3090089 コーヒーが好きだ。こだわりのブラジル豆をドリップで入れる。グッドアウトドアのコーヒーはどこよりも美味い。

屋外でも変わりはない。ツアーでもこだわりの一つ。

で、今日ちょっとお客さんと談笑していたら、ほんのちょっとの合間にクモがコーヒーを入れたシェラカップに巣を張ってしまった。よく見れば、一度失敗したのか、コーヒーの表面に糸が落ちている。なかなか糸の質はよい。水のなじまず、水の上で水を弾いている。そう言えば、朝露がクモの巣を破壊することはないものなあ。しかし、クモはどうやって糸を張るのか。口から糸を遠くへ吹き付けているのかねえ。

結局、お客さんは、コーヒーをクモに乗っ取られたのである。

西表島の水田のガムシ

Gamushi 干立に住む友人とほぼ絶滅状態の西表のタニシを探しに出かけた。西表のタニシはアンピタと呼ばれ、かなり大きかったようだが、農薬、合鴨農法により急激に姿を消している。在りし日には串焼きにされ食されたとか。でも、本当にそれは所謂タニシなのだろうか?なんか別の貝なのじゃ?などと僕は思っている。

結局、無農薬の水田などを回ってみたが、アンピタではない小型の巻貝はいるものの、タニシは探せなかった。

しかし、そこで見つけた水生昆虫。なつかしや。ガムシである。おそらくはコガタガムシ。裏返しにした写真で分る体中央部にある針のようなものが「牙虫」の名のゆえん。一体なんだ、この針?

ガムシは小学生時代、休耕田で水はけの悪い草地になっていた場所を来る日も来る日も追いかけた。憧れの存在。

ところで、もっと憧れたゲンゴロウ。種類は違うが西表にはいっぱいいたりする。田嶋さん、見てる?

ヤシガニの目覚め

Syasigani 久しぶりの動物ネタ。滅多に人も来ないし、自分も行かない浜に上陸してみると左写真のように巨大な足跡が・・・明らかにヤシガニのそれであるが、それにしても大きい・・・。で、右に左に崖際に、と移動する足跡を追跡すること10分、岸壁に開いた狭いが奥行きのある穴に、いましたいました、立派なヤシガニ!あいにく奥過ぎて手も届かない場所でしたが、お客さんも加わってみんなで鑑賞しました。

ここ数日の陽気に冬眠から目覚めたのでしょうね。この時期に出くわしたのは初めてです。今年はいいスタート!

いよいよモズク!

Sp1010073_1 この時期嬉しいのは海藻が島にいっぱい生えること。ことにモズクは嬉しい。まず、量が採れ、美味く、保存が利く。

そんな天然モズクも近場の海に生え出しました。まだ少ないながらも中には立派な株に成長しているものもあります。

で、ちょっと試し取りしてみたモズクは、現地にてこんな風に八重山ソバの上に乗っけてアツアツの出汁を注いでソバと混ぜて食うのが美味い!新鮮なモズクはさっと緑色に変わってきれいですな。

でも、写真を見れば、モズクに覆われているソバが・・・。あれはやりすぎ・・・。出汁が冷める・・・。ものには限度ってものがありますね(笑)。

シャリンバイも咲く

Sp1010007 春なのだ。なかなかいい天気にならなくても、春。花が色々咲き始めている。先日上げたセイシカも満開に近い。ヤエヤマコンテリギも咲き、サキシマツツジも、コンロンカも、まだ調べていない花も・・・

そんな中、一際目を引くのは木いっぱいに白い可憐な花をつけたシャリンバイ。花も可愛いが木の形もいい。なんてのは樹木愛好家の弁。実際、結構盆栽にもされてるようですが、やっぱり野で大きく育った体いっぱいに花をつけている姿の方がいいに決まっている。盆栽ってオモシロさもなんとなく分るけど、結局人間の所有欲なんだよなあ。