カテゴリー別アーカイブ: 植物

ササクサ

P1010006 冬の山路を歩くなら、ズボンは綿は絶対避けたい。できれば、カッパのようなシャカシャカした生地のズボンがいい。

山道にはササクサがいっぱいその尖った実を人の通る方向に向けて立っている。別名サシクサ。ササクサの実は触れれば布地に突き刺さり、大変な目に合う。しまったと思っても遅い。手で一つづつ取っても、先っぽの方が生地に突き刺さったまま残る。しかも、この尖った先っぽがチクチク痛い。

簡単な方法は、洗濯してしまうこと。大体上手に取れる。だが、やはり残る。それは丁寧にピンセットしかない。何もすることがない、一里の夜長にはもってこいだけど。

ハスノミカズラ

P1040110 種が好きだ。特に硬い野生のマメ類は好き。まず綺麗だし、次に見ていて飽きない。

で、久しぶりにこのマメを見つけた。よく混同されるシロツブではなく、ハスノミカズラと言う。因みにシロツブは石垣西表ではほとんど確認されていない。特に自生の豆果は。

ハスノミカズラはその莢の棘が恐ろしい。拷問道具「鉄の処女」のようである。しかし、種は小さな鳥の卵のようで、硬くてコロコロして可愛い。なので、林床を探してみる。と、誰かが念入りに探したような形跡が。こりゃあ駄目だ。他にも目をつけている人がいる。と思い、じゃあ、今年の今なっているこの莢の中身だ、と思う。ちょっと振ってみたが、まだカラカラと完熟した時の音がしない。まだ採れない。でもこういうものは原則早い者勝ち。う~ん、2月末まであるかなあ・・・。

アオイボクロなのか?

P1040112 天気がいいので、散歩に出かけてみた。

別の植物に気をとられ撮影していたら、その樹下に目立つ存在が。花は終わっている。果実をつけた花茎が一本すらりと伸び、葉も見えない。これは、なんだろうと悩む。直感的にアオイボクロを思い浮かべた。アオイボクロ自体は図鑑以外、全く見たことがない。しかし、果実がランのそれに似ている。しかも、果実がとても大きい。

ランは多年生が多いので、これも来年また咲くかもしれない。自分の想像が当っていたかどうか、また確かめねばならない。こんなふうにして、楽しみだけども、せねばならぬことがドンドン増えていくのだなあ。

アコウはグロイか?

P1010053_1 川を行く途中、一際目を引く、赤っぽい木がある。近づいてみれば、赤いのは幹から無数に飛び出た疣ならぬ、果実。無花果の仲間のアコウだ。熱帯亜熱帯の植物にはこんなふうに幹から直接実をつける植物が結構ある。

ちょっと見にはグロイ。しかし、このグロさ、この実が大好きなアオバトなんかにとっては素晴らしい光景に映るのだろうな。傷ついたアオバトを飼っていたことのある僕は、その頃苦労してこの実を集めたことを思い出すのです。

箱庭

P1010108 ギランイヌビワの木の股がすごいことになっています。

見事なオオタニワタリが着生し、そこにはちゃっかりクワズイモが場所借り。おそらく、オオタニワタリが一所懸命上からの落ち葉なんかを分解して作った僅かな土に生えているのでしょう。その下にはサクラランまでぶら下がっています。みんなちょっとでも住めると思ったら、すぐに侵入しますね。

おそらく西表島の森は、実は西表島の集落以上に住宅事情が悪いのでしょう。

この箱庭というか植物コングロマリッドをこれからも追い続けたいと思います。

一番見たい瞬間は、サクラランの花がぶら下がり、ギランイヌビワが幹から気持ち悪いほどに果実をぶつぶつつけていて、上ではクワズイモが赤い実をつけているというもの。ついでにオオコウモリがぶらさがっていてもいいし、クワズイモの葉っぱにヤエヤマアオガエルが乗っていてもいい。う~ん、楽しみ!

竜の背骨

Terihazansyou 竜の背骨みたいだとずっと思っていた。テリハザンショウなんて名前らしい。サルカケミカンの仲間だって言われても、サルカケミカンは見たことがない。テリハザンショウなんて名前はまた味気もないね。もっと見たまま名前つけて欲しい。インパクトあるのに・・・。

なんだ、この大きな棘の起伏は。なぜか、この蔓が欲しい。かっこいいと思う。

でも、見るのはこういう蔓の部分ばっかり。なかなか葉っぱはみない。と思っていたらこの間、ずりっと巻きついた木の上から落ちているのを見つけて、ようやく葉っぱの写真も撮った。

しかし、いいなあこいつ。竜の骨格標本の模型でも暇な時、作ってみるか。勿論、これが背骨。面白そうだけど、20年後だね。きっと。(笑)

タイワンオガタマ咲く

P1010048 咲かないかな咲かないかなと気にしていた。山でこの花に出会うとほんとにいい香りがして嬉しいからだ。今年はちょっと遅かった。あんなに寒い日もあったのに。何か違う要因で花が咲くんだろうね。

カヤック漕いでは川岸の低い枝についた花の匂いを嗅ぎ、山道を歩いては落ちたばかりの新鮮な花びらを拾って嗅ぐ。あんまりいい香りなのである女性がこれでお茶が飲めるといって本当にお茶を飲んでいた。僕はずっと嗅いでいたいと片方の花の穴に詰めてみたが、最初は良かったものの、だんだん臭い気がしてきてもう二度とこんなことはやるまいと誓うのだった。

ヤエヤマヒサカキめっけ

P1010144 ちょっとしたかわのちょっとした滝で、まき道を探そうと山に入って得をした。久しぶりに固有種のヤエヤマヒサカキに会えたからだ。いつ折れても良さそうな細い枝を所狭しとツバキを小さくしたような花が埋め尽くしていた。いい写真を撮ろうと頑張っていると電池が充電切れ。泣ける・・。

トクサラン

Pc110062 西表には色んなランがある。やっぱりランは可愛い。だけど、僕はあんまりランの名前は分らない。なので出会ったら、必ず写真撮って後から調べたり聞いたりしている。

西表の奥地というのはやっぱりかなりの湿度で、まあそれだから年間絶えず安定した流量の川がいくつも流れていられるのだろうけれど、また、それだから、こういうランなんかも生育できるのだろうけれど、この湿気は機械にはやばい。写真を撮ろうと防水バッグの中から取り出したデジカメは一瞬で曇る。おまけにファインダーまで曇り、次にはなぜかレンズの内側まで曇って、最後にはシャッターの調子まで悪くなる。すごい。

イリオモテソウ

Pc020073 島にイリオモテと名のつく花はいくつかあるけれど、イリオモテソウとはまたすごい。代表です!という感じの名前だ。にもかかわらず実際は、岩に着くほんの小さな植物で、花が咲かなければ誰も気にもとめない。

でも初めて見つけた時は感動したな~。あの時は初夏だったけど。しかし、この時期が最盛期なのだろう。ふと気付けば底の岩場にもここの岩場にも湿った場所にはけっこう咲いているのだった。