とても素敵な
味爽どきを 通り抜けてたら
伽藍とした 防波堤ごしに
緋色の帆を掲げた都市が
碇泊してるのが 見えたんです
それで ぼくも
風をあつめて 風をあつめて
蒼空を 翔けたいんです
蒼空を (from はっぴぃえんど)
風を集めて走るその時を
僕はあの漠然とした不安の中過ごした学生時代から夢見ていた。
ずっと想像していた。
まさか、本当になるとは思っていなかったけれど。
なんて最高なんだろう。
今でも時々、こうしている自分が夢の続きにいるような気がしてならない。
そこには、僕らしかいなかった。
大きな滝がこの日、この一瞬は僕らの為だけにあった。
歓声は誰の為でもなく、ただ自分の為にあげる。
聞けよ、この雄たけびを。
静かに滝と向かい合うのもいい。
語る言葉はなくてもなにかを感じられる時がある。
太陽のぬくもりを感じて岩の上で眠るのも素敵だ。
今日の一日は素晴らしかった。
恵まれた一日。
やわらかな自然に包まれ、沢山の贈り物をいただいた。
また来よう。
いつか道に迷った時。
風がきっと案内してくれるさ。
僕も待っている。
by キシノウエトカゲ