カテゴリー別アーカイブ: キャンプ

西表島キャンプ2日目

夜中に雨が降った。

けっこう、激しかったが、タープをきちんと張ってあったので雨音を枕にそのまま再び眠りの中へ。

さて、6時半。ようやく外が明るんできたので、僕は一番に起きて、朝飯の支度。

風も波もない。ピタッとした海だった。台風の影響はみじんも感じられない。

2番目に起きてきたMさん、美しい朝の景色の中、早速釣りを開始。

昨日の夕暮れ時同様、今日も沢山のウミガメが浜から近いところで頭を出す。

ウミガメがうろうろしていると釣れないと言われるとおり、Mさん釣れない。

西表島カヌー、トレッキングツアーALBUM/  グッドアウトドア

最後の起床はNさん。

初めてのハンモックテントも雨さえ知らずぐっすり眠れたよう。

キャンプの夜にぐっすり眠れることはとても大事。

良かった。

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一人一合の米もさすがは男の胃袋。

昨晩あんなに食ったのに、大盛のモズク丼はあっという間に腹の中。

今日一日の行動の成否はこの朝飯にあると言っても過言ではない。

この食いっぷりならみんな大丈夫。

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出発は7時台。

まだ僕らが漕ぐ海には山の陰が落ちていて涼しい。

新鮮な空気の中、船を進ませる。

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そして川へ。

沢山の小魚が川の中全体を覆う群れとなって泳いでいた。

ホントにすごい数だ。行けども行けどもその群れの端っこに出会わない。

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満潮の川を途中で船は繋ぎ、歩いて進む。

目指すはこの先の小さな沢。

そしてそこにはテナガエビがいる!

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そう、今朝の目的は昼飯用のテナガエビを釣ること!

Nさん、かなり大きなサイズをゲット。

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昨晩から調子の上がっているMさんも早々と2匹ゲット。

だけども僕はなかなか釣れない・・・・

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諦めて滝浴び。

昨晩の寝汗をしっかり滝で洗い流し、爽快な気分だ。

滝最高!

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再びベースに戻って、太陽にしばらく乾かしっぱなしにしておいたテントをまず撤収。その間に、はい、出来た。

テナガエビと海鮮のパスタ。


めっちゃ、美味しそうですが・・・

すみません。ちょっと塩辛かった・・・・

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気を取り直し、デザートは完熟パパイヤにシークワサーを絞って。

う~ん!

こりゃあ美味い!!!!

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いやあ、楽しかったな~。

でもなんか食ってばかりの2日間のキャンプだった。

キャンプは飯が美味くないと話にならないのだが、そのためにガイドはひたすら飯のことを考えていた気がする。

たった4食作るのにも大変なのに、ホント家庭の奥様方、エライよ。

この楽しい機会を与えてくださったMさん、Nさんに感謝!

そして妻にも感謝。


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久しぶりのキャンプ1日目

久しぶりのキャンプ!だが、台風が南にいることもあって、やや時化の予報。

しょうがないので、湾内でキャンプをすることにした。

ガイド含めて男ばかり3名なので、当然船はシングルが3艇。

それでも一人4リットルの水や食料、テントなど衣食住をカヤックに積み込めば、ほとんどカーゴスペースは隙間のない状態。

カヤックも重たく、いつになく沈んでいる。

だけども、そこはちょうどいい北の風。

ベースとなる浜まではウインドパドルで風の力に頼って楽々だった。

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浜に着いたら、早速グランドシートを広げ、タープ、ハンモックテントも張って一安心。

薪も集めたし、これで後は遊ぶだけ。

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やや遅めのお昼は定番出戸ソバ。

この直前に那覇で泊まって、沖縄一番と言われる某ソバを食されてきたお二人。

だけども、そこはどうも口に合わなかったようで・・・・

しかしうちのソバを口にされた瞬間・・・

「美味い!!!」

おお!沖縄一に勝ったwww

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さあ、遊びに出かけよう。ロッドを胸に夕飯の魚を狙ってシーカヤックトローリングも開始。

だけど、これが全然当たりもないんだなあ・・・

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そうして水落の滝に到着。

最高に気持ちいい水浴びの時間。

ベースでは存分には使えない水。

でもここでは惜しみなく浴びられる。

スプレーカバーも意味をなさないほど、何度も繰り返し水浴びしたせいで、コクピット内は水浸しに。

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ナブラはあるのに、ルアーには魚の反応がない。

投げても投げても釣れるのは、葉っぱばかり。

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でもそこは魚影濃い西表島。

ハイ!しっかり釣れた。

しかも来たのは一番経験の少ないNさんの竿。

「いやあ、ガツンって急に後ろ髪引かれるみたいな感じで!最初は岩にでも引っかかったのかと思いましたよ!!」

そんな当たりを見せてくれたのが、最近、よく見かけるニジョウサバ。

青物の引きは強烈なので面白いのだ。

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釣れると分かれば、俄然気合いも入る。

負けてはいられない。

ミノーがいい動きをするぐらいのスピードで漕ぎ続けることを意識し・・・

しばらく後には、僕もガーラ(ヒラアジ)をゲット。

フックが捻じ曲がる、いい引きだった。
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よし、これで今日の晩の刺身はOK!

忙しくなるぞ!!!

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ともあれ、船浮集落に上陸。

第一村人は桟橋で水鉄砲遊びに興じる子供たち。

「こんにちわ~!」

やっぱ島の子はエライね。ちゃんと挨拶してくれる。

草抜きをしていたお母さんにビールを交渉し、すごく安くで譲ってもらった。

夏の夕方、よく冷えたビールがホント最高だった。

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観光客も帰った後のとても静かな船浮村をちょこっと散策。

いつも来てる場所だけど、たまにはこういう時間帯に過ごしてみたい。

いっぺん民宿予約して泊まりに来てみるかな。

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日はどんどん傾いてきた。

さあ、急いでベースまで帰らないと!

光があるうちに魚を捌かないと。

日没時間が気になる。

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それでもベースから見た海はあくまでも静かだった。

素晴らしい夕暮れ時。

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一人まだ釣れていないMさん。

僕が魚を捌いている横でエギを投げてイカを狙っている。

イカが釣れれば一発逆転ということにしてあげるんだけどなあ・・・

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日没になんとか間に合った。

酒の肴完成。

わずかな水をシェラカップでゆっくり体を流し、さっと水を含ませたセームで体を拭く。うまく使えばほんの500mlでスッキリできる。

虫害を避ける為の長袖長ズボンは必需品だ。

そしてランタンに点灯。

いよいよ、雰囲気出てきたよ!!

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さあ、楽しい酒と語らいの夕べだ。

たっぷりすぎる刺身は、シーカーサを効かせたカルパッチョ風のつけダレと、コーレーグース入りのお醤油、二つの味で飽きがこないように食べ比べ。

味は、やっぱガーラの方が美味いかな。

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そしてキャンプの夜には絶対欠かせない焚き火。

直火が許される場所って今の日本にはなかなかない。

赤い火が僕らの原始の記憶を呼び覚ます。

あとは焚き火大好きなMさんに完全にお任せ。

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捌いた魚のアラを餌に夜の海に向かって釣りをしていたMさん。

前回のキャンプでも一人黙々と海に向かっていたのに、その時はあたりなし。

だけど、今日は違った。

起死回生の大きなカーシビ!!

満面の笑み。

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夜は更けていく。

僕らの使うこの3つの光源。

ランタンの灯り。焚き火の炎。そしてヘッドランプのLED。

これらを消した時、外はすごい世界だったことに改めて気付いた。


新月の空には満点の星々。

そして夜空を流れる天の川の揺らめき。

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男3人で見るには惜しい美しさだった。

いや、男3人だからこそ純粋に感動できたのかも知れない。


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あらしのまえの無人島キャンプ

 
キャンプの夜は夕陽が沈むまでの一時、海でHappyHour!!
オリオンの宣伝にいかぁすか?

 
 キャンプの朝、見事な虹が立ち上がる。この後、予想よりも早く海が時化始めてきた。即刻撤収。無人島から西表へ帰る。途中、女の子チームの船を自分の船で5キロほど牽引。波高2.5m~3mてとこかな。