月別アーカイブ: 2013年9月

無人島生活への憧れ

 
 八重山で働く女の子。
北海道へ帰る前に無人島のナガサキのおじいに会って、自然生活の話を聞きたい!とご予約いただきました。
なので今日はゆっくりおじいの浜で過ごしてきました。
おじい、人気者。

誰もいない自然の中で生活するってことに憧れを持つ人は多いでしょう。
かく言う僕もそうだった。
でもね、そこには僕らが抱く憧れとは別の厳しさがあるんです。
それは想像できるようで、体験者にしか語れない。分からないものもあります。
時間に追われない生活、のようで、活動できる時間は日の出から日の入りまでしかありません。
毎日続く長い夜を過ごすことは僕ら現代人には辛いことです。
自給自足を行えない環境ゆえのお金の心配、すぐに医者にかかれないための健康の問題。

現代人は人の中で過ごすように生活体系、精神構造は変化しています。

実際はただ憧れているだけでいいのかも。
彼女のように話を聴きに来るというのが正解だと思います。

(実際のツアーではライフジャケット着用をお願いしています) 

 肌寒いのでシュノーケリングはやめ。
やってみたかった!との言葉に、早めに戻ってSUPです。
立つねえ、みんな・・・。
立てねえ!!!

 
 そんな僕のSUPガイドへの道は遠い。
うちのサーファーでSUP担当ガイドあんちゃんが、当面、自分も練習しながら僕らに教えます。
あんちゃん、やばい!!!
 

 

旅の道具と新しい道具

 
カヤックは楽しい。
自然豊かな海を川を静かに、そして向かい風にはアツく漕ぎもする。
その時、僕らは歩くように海を旅をする感覚を得る。
僕らにとってカヤックは旅の道具だ。
西表島ばかりとは言いながら、もう16年、ともに旅してきた。
そんな僕のところに新しい旅の可能性を持った道具が届いた。

 

それは、SUP。
スタンダップパドルボードと呼ばれるパドルで動かすサーフボード。

この日、ツアー終了後もまだまだ時間があったので、お客さんと家の前の海で泳ぐことにした。
しかし、ただ泳ぐのでは勿体ないということで、せっかくなので届いたばかりのSUPをみんなで楽しむ。
SUPとは、これまた不思議な道具だ。
板に乗るからサーフィンのようでもあり、しかしパドルで漕ぐから船のようでもある。

外国でもサーフィンして楽しむ人もいれば、カヤックのようにツーリングして楽しむ人もいる。
ただ、漕ぐという点を考えれば、これはやはりカヤックに近い。
これはカヤッカーの意見。
テクニックはカヤックそのもののパドリング技術だ。
でもね、誰でも目的地まですんなり漕げるカヤックと違い、そこに「板の上に立つ」という行為が含まれるだけで、とたんにSUPに初めて乗る人は車椅子のクララとなる。
立てることがこんなに嬉しいことだとは!!
ちょっとの時間で大きな喜び。
これいいね!!

 
SUPからのシュノーケリングは降りるのも再び乗るのも、カヤックより格段に楽そうだ。
SUP&シュノーケリングっていいんじゃない?

写真は縄張りを持って海藻を育てる生活を送るファーマーフィッシュ。
彼の隙を狙って、小魚たちがその海藻を食べにきている。
威嚇して追い払えどもキリがない。
へぇ~この魚、海の中で音を出すんだね。

 
ファーマーフィッシュ、もう必死!
その隙に別の魚が彼の海藻を横から狙う。
笑っちゃダメなのに、笑えてしまった。