５月も半ばにして強い北風。

上原航路欠航です。

海上保安庁HP上の朝の海況では石垣平久保で１７ｍ。

いやいやけっこう吹いているね。

そこで、石垣島に今日戻るというKさんご夫妻の為に、安全策。

カヌーは近場のみにして、午後からはトレッキングツアーに変更することにしました。

最初は穏やかだった天候ですが、一度降り出したら、まったくやまず。

風も強くなってきました。

吹き殴る雨風にガイドの体は冷えましたが、Kさんは、「いやあ、熱いっすね！！」

なるほど、体を動かしているうえに合羽だから、蒸れるのか。

ま、寒いより暑い方がいいでしょう。

さて、お昼には冷えた体を温める出戸ソバです。

今年初物の島筍が入りました。

今年は沢山採ったので、来春までは出戸ソバに島筍が入ることでしょう！！

お出汁から味わう。

うむ、正しい汁そばの食べ方ですね。

温まります。

温まったら、移動です。

今日は大見謝沢ウォーク。

ウホッとジャングルのゴリラでしょうか？（笑）

せっかく温まった体ですが・・・・

まずはびびりながらも飛び込み！

滑り台！

やや増水気味の川ですが、その分、楽しい！！

滝にも突入！

いやあ～

楽しいっすねえ～

川の中をザブザブ歩き・・・

枝を頼りに泳いで繋ぐ長い淵。

あ、やばい！

なんか足らないと思ったら、ライジャケ忘れてた！！

猛反省。

無事、出発地点に到着です。

ヤンダルの雌花が美しく咲いておりました。

食べたら・・・

やっぱり苦かった！！

今度いらっしゃる時は天気がいいといいですね～！！

またお待ちしてます！！

 

Y夫妻、三日目のツアーです。

感謝！

今日はマングローブで釣りをしつつ、潮が上がるのを待って、アダナデ川に入ってサワートレッキングの計画だったのですが・・・

あれあれ、僕らがチヌやらグチやらを釣っていると、後から来たカヌーがアダナデ川方面に入って行きました。

しまった、先越された！

しょうがないので思い切ってコース変更、少し漕いで別の川へ移動です。

こんな時期に人のいる川に行くのも面白くないですもんね～。

アダンのトンネルを抜けて・・・

カヤックを置いて、トレッキング開始です。

木々の間を潜り抜け・・・

生い茂る巨大な熱帯植物には目を見張り・・・

足元をバシャバシャと音を立てて逃げていく巨大オオウナギに肝を冷やし・・・

それでもやっぱり釣り！（笑）

だけども思ったとおり、この時期はあまりテナガエビが釣れません。

諦めて食後は沢トレッキングの開始です。

いくつもの大岩を乗り越えた先にあるのが・・・

秘境、トドゥルシの滝。

なかなかの落差と水量。

けっこう痛いです。

ちょうど午後からの光が滝に差し込んできれいでした。

この滝は午後、しかも遅めがキレイだと見た。

１年ぶりに来ましたが、前に伐採した道は最早塞がり、そうでないところもはっきりルートを覚えておらず、少し苦労しました。

すみません。（笑）

さあ、遅くなっちゃった！

頑張って帰りましょうね～！

トドゥルシの滝よ、また来るぜ！！

見つけました。カンアオイの仲間。

最初はモノドラかな？と思ったのですが、どうもエクボサイシンのようです。

見たいなモノドラカンアオイ。

Yさんの奥さんの頭より大きなイリオモテイワタバコの葉っぱ。

こんなに大きな株になるまでどれぐらいかかるんだろう・・・。

人が来ない場所ならではですね～。

さて、カヌーを置いた場所に来てみたら・・・・

うわ～

やけに水嵩が高くなっている。満潮です。

まさかの展開。

この川は横から迫り出した木が行く手を遮るのを上手く潜って漕いできたのですが、今度は逆に、カヌーに乗ってはくぐれない木の梢などもある。

しょうがないので、泳いでカヌーを移動させました。
その間、足も立たない場所が何箇所も。

こういうアクシデントを妙に喜ぶYさん夫妻でした。（笑）

今日のナイトツアーのゲストは３日間ご一緒のYさん夫妻。

やっぱりナイトフィッシングツアーとあいなりました。

涼しい風の中、陸から大物を狙います。

潮が悪いのであまり期待していなかったのですが、クチナジがいくつか釣れ出しました。が、その当たりがある時を境に鋏で切り落としたかのようになくなります。

おかしいな～と思っていると足元でバシャバシャバシャ！と大きな音が。

足元に大物いるよ！下を釣ろう！と投げるのをやめて真下を狙います。

まずはYさんの奥さんに当たりが。

かなりの大物ですが、格闘の末、糸を切られてしまいました。

う～ん残念。

と思っていたら、今度は僕の竿にヒット！

重い重い！

残念ながら、今度も糸を切られちゃいました。

が、また再び奥さんの竿にヒット！

水面まで手繰り寄せたところで、海中電灯で水面を照らしてみれば・・・

「あ！サメ！！！」

１メートル弱ほどのサメです。

魚が釣れなくなった理由はこいつがウロウロと回遊していたからだったんですね。

納得です。

これは道具なしでは上がらない！

と判断し、速攻で長い柄のついたギャフを準備しました。

奥さんは無理をしないよう、上手にサメを水面近くに誘導します。僕は腹ばいになってサメをギャフで狙う。

Yさんは僕が海に落ちないように僕の足の上に乗って、体を支えてくれています。

が、あと少しのところでギャフが届かない。

サメの鼻先を殴りつけるばかりです。

そのうち、やっぱり糸がピン！と切れてしまいました。

「あああ～」

残念！

でも今度はさすがに懲りたのでしょう。

サメも沖に向かって一目散に逃げて行きました。

奥さん、サメとの格闘１５分、釣れませんでしたが、アドレナリン出まくりの１５分でした。

なかなか体験できませんよね～

サメがいなくなったおかげで再び釣れ始めます。

僕はイシミーバイの大きいの。

Yさん、自慢のタマンゲットです。

さすが、タマン。

このタマンブルーと呼ばれる色合い、写真では分かりません。

その後、夜中までやるつもりだったナイトフィッシング。

突然の大雨に３０分ほど待ったものの、まったく上がる気配なく、撤収となりました。

海老釣り、漁港の大物、大チヌと少しだけ、想いを残せた３日間。

Yさん、この後、被災地復興支援に２ヶ月間の現地入りだそうです。

頑張って来てください！！

秋のイリオモテでまたお待ちしています！！！！

西表島カヌー＆トレッキングツアー「グッドアウトドア」