座間味ホエールウオッチングカヤックツアー2日目

 

昨日、あんなに願っても出てくれなかった座間味行の高速船、クイーンザマミが朝一便から出ることになった。
半分あきらめていただけに最高にありがたい。
早速みんなに連絡をまわす。
今日は一便は出なくてもフェリーは出るだろうと予測していたが、フェリーだと座間味入港は12時。帰りの高速船は4時10分発なので、今日の夜のフライトを予定している方にとっては、滞在時間はかなり厳しいわずか4時間。
朝一便が出なければ、本島でバイクでも借りてツーリングするかな~なんて言っていた。
それが出たのだから、神様も粋な計らいするじゃないか。
いや、粋なのは座間味村役場か。

まだ落ち着いたとはいえない海況で船が揺れるのは必至。そこでみんなに酔い止めの希望を聞いたが、希望者は一人だけ。
大丈夫かなと思いつつ、船に乗り込んで音楽を聞きはじめたら、次の瞬間僕はもう座間味に着いていた。
昨晩ブログを仕上げるのに3時間程度しか寝ていなかった。そのせいで、瞬時に眠りに落ちたようだ。
「全然揺れなかったなぁ」
こーたろーに聞くと、「めっちゃ揺れてましたよ!」との返事。まったく知らなかった。

座間味島の桟橋は昨日船が出なかったせいか、この一便の復路で那覇に戻ろうとする人がたくさん集まっていた。
その人ごみを抜けてターミナルへ。
着いた~!!
感慨もひとしお。
島でのガイドをお願いしているネイチャーランドカヤックス佐野さんも迎えに来てくれていた。

  

そして座間味島の玄関といえば、これ。
港の中でブリーチングするザトウクジラ。
いつ来ても最高のおもてなしだw

  

そしていつの間にか場所も移動した花クジラ。
でかい!
花クジラもクジラのいい時期を迎えて花盛り。
にしても、なんでみんな斜めなのか??

  

さあ、今日は忙しいぞ。一日で二日分楽しまなくては!!
残念ながらカヤックホエールウォッチングが出来る海況ではないので、ボートウォッチングになる。
WW船は昨年いい思いをさせてもらったハートランドさん。
早速受付を済ませ、船へ。
ガイドのモモちゃんもあいかわらず元気でよかった。
今日は北風がまだ強く、深さのある島の北の海に船が出れない。
しかし、座間味、阿嘉、渡嘉敷に囲まれた穏やかな南側の湾内ですでにクジラが確認されているようで、船は一路南へ。
座間味でのWWがいいのは、朝から陸上班が山の展望台に上り、クジラを先に見つけていてくれること。
だからほとんど外れがないのだ。

船の後ろにスクリューの作る波の形がザトウクジラのテール(尾)のようでなんとなくいいではないか!!
  
  

船が何艘か集まっているところで、早速ブロー(潮吹き)発見。
ブローは実は潮(海水)ではなく、圧縮されたクジラの呼気。
その中の水蒸気がこんな形で見えるようだ。

  

親子クジラだ!!
この時期座間味を含むケラマ海域でクジラは繁殖と子育てに集まる。
それでたくさん見えるのだが、特に泳力の弱い子クジラを連れた親は、海が時化ている時、湾内に入ってくるらしい。
この親子はかなりリラックスした様子で船がいるにもかかわらず逃げない。
そして甘えん坊の子クジラは母クジラの頭の上を行ったり来たり。遊んでいるようだ。

  

おお!ボートのそばに二頭そろって出た!!

  

え~、どうせ望遠レンズで撮ってるんでしょう?
って違います。
下の写真のようにこんな近く。
もっと近いこともある。

   

下は、イボイボのお顔。

この日は残念ながら浅い海であった為、深く潜る際に見せるテールなどが見られなかった。
また当然ながら子連れなので、ブリーチングなどの豪快のアクションもなし。
子クジラのかわいらしい小さなアクションとほのぼの親子の風景にやや癒され・・・・。
そんな感じ。

でも、人間って貪欲だ。
最初は座間味に渡れればいい!がクジラが見れればいい!になり、最後はもっとアクションを!になる。(笑)

  

いやあ、でも見れてよかったよwww
みんなの顔が笑顔になった。

  

帰港した後、遅めのお昼は佐野さんお奨めの和山もずくのモズクソバ!!
何度もチャレンジしてもいつもお休みだったのが、今日は開いている!!

  

座間味の生のモズクを練りこんだオリジナルそば。
ほのかに緑色。
それからモズクの炊き込みご飯。
どっちもやばい美味さ。
出てくる前から漂ってくる出汁の匂いがやばかったなあ。

  

僕らがご飯を食べている間に佐野さんは午後のツアーの準備を行ってくれていた。
食後ネイチャーランドカヤックスの事務所に行き、それぞれウェットスーツに着替えて、シュノーケルセットを合わせる。
午後からは僕が要望を出していたウ
ミガメシュノーケルウォッチングとSUP(スタンダップパドルボード)の体験だ。

近くの浜に移動し、男性班、女性班に別れる。
シュノーケリングのガイドは不肖出戸が行った。
ちなみに僕は入るウェットがないので、Tシャツ、短パン姿。
まずは男性班。
佐野さんにポイントを聞き、早速入水。
うむううう・・・冷たいじゃないか・・・・。

でもすぐ慣れた。

すると50mも泳がないうちに、いた!!
ウミガメ2頭。
やや速く泳いでいくので近寄れず。
しかし、彼らが泳いで行った方向に僕らも泳いでいくと・・・・
また出会えた。
今度は泳ぐ層が僕らよりだいぶ下にあるせいか、逃げない。

  

泳ぐKさんとウミガメを写していたら、Kさんが僕の下を指さす。
何かと見てみれば・・・・・

真下にいた!!
しかも無心になってサンゴの隙間でなにかを食べている。
近寄り放題。

  

その頃、佐野さんがガイドするSUP班の女性陣。
あれだけ、私無理よね・・・と心配していた一番年上のお母さん。
なんなく乗っていた。
乗れたこと、そして美しい海の色に最高にテンションが上がったようで、満面の笑顔。

  

青い空。ケラマブルーの海。
こちらでも足元にウミガメが見えたようで、女性陣は大満足。

  

一番、運動能力が高いと思われる大学生ナナちゃん、自ら難しいボードを買って出て、かなり苦戦したよう。
これは幾度となく繰り返された沈の光景。

  

それでも、みんなけっこう風の強い中を向かい風は立膝漕ぎで。
帰りはしっかり乗って漕いで帰ってきたのだから大したもの。
写真の一番左側にいるのは、ガイドの佐野さん。
機動力の高いシーカヤックで安全確保&インストラクチャー。

  

一番、こけたナナちゃんでもこの笑顔。
スポーツ選手だけに、その心中のくやしさはでも人一倍。
くそう!今度はこの難しいボードをもっと乗りこなしてやる!!
あくまで難しいボードにこだわるあたり、さすが!!

  

休む暇もなく、続いて女性陣がシュノーケリングへ。
一度乗ったことのあるマサ、コータローを含む男性陣がSUPへ。

そういえば今日はひな祭り。
やっぱりなんか持っている女性陣。
先ほどよりもずっと近くで早くもウミガメ発見。
しかも今度の子は逃げて行かない。
ゆっくり一緒に泳ぐ女性陣。

  

また別に出会ったこの子も逃げない。
どうなってるのだ!
座間味の海は!!!

  

余裕の記念撮影。
ちなみにウミガメをここまで人馴れさせたのは、座間味の人々の努力だそうで、ルールとして触らない、逃げるものは追いかけないなど、ずっと守ってきたようだ。
座間味の人々の海の動物に対する優しさが彼らが本来持つおおらかさを取り戻させたのかな。

  

気付いたら、向こうにも大きなウミガメが!
しかもコバンザメ付きw
何度も言う。
どうなってんだ、この海は!!!

  

その頃、男性陣。
SUP、さすがにうまく乗る。
やはり難しいボードに乗ったこーたろーは苦戦したものの、女性陣よりずっと早く、行って帰ってきた。

  

天気に恵まれ、実に満喫の午後。
濃縮された時間はしかしやはり過ぎるのも速く・・・・・

高速艇2便目の復路が島を出る時間に。
帰るのは今日のフライトのマサ&Sさん。
Sさん、「来てよかった~」としみじみと。
ありがと!!!
今度は絶対ゆっくり楽しみましょう!!!

  

小さな島なのでたくさんの人が見送りに港に出てくる。
出ていく船はなかなかゆっくりで、いつまでも名残惜しく手を振る。
なんてうまく出来ているんだろう!!!

  

今日は終わり!!!

 
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  

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