GW真っ只中。
うちのお客さんは5人のみ。
あとから、沢山のガイドとお客さんが上がってくるのが目に見えているナーラの滝です。なので、今日はガッチリと朝1番に出発。
他のお店よりは約1時間半早い出発で滝への一番乗りを目指します。
しかし、昨日までなんとか持っていた雨が・・・・
梅雨が・・・・
今帰ってきたかのようなこのどんよりとした空模様。
雲は島の山頂より低く、
ああ、あそこを通れば、降ってもいないのに、しっとりと体全部が濡れるのだろうな・・・寒かろうなあ・・・・
と横目に思う。
僕の意図がしっかり伝わっているんでしょう。
みんなガシガシ行きます。安心して僕は最後尾をゆっくりと。
が、この後、残すところ、往路の約6分の1まで迫った地点で、
なんと
滝へのお客さんを乗せた動力船に
追い抜かれるという非常事態。
一気にテンションの下がった我らです。
でも、そこは気を取り直して、進みます。
まだ前には一組だけ。
この後はどうせ30人以上は来るんだから・・・。
今にも雨が降りそうだった空も持ち直し、森の中は明るく輝いています。
ところが、なんと!意識したわけではないのですが、滝の手前で動力船のグループに追いついてしまいました。
おお!
テンションがいっぺんに戻る我ら一行。
ただ、滝を見上げて口をあける片っ方の目の前を、自力でたどり着いた我ら一行は歓喜の声を上げて通り過ぎます。
そりゃあ、極端に言えば、自力でエベレスト山頂に上がった登山家と、ヘリで降下して降り立った観光客の差でしょう。同じ景色でも感動が違います。
グズグズしているあちらさんを後ろに、僕らはスパっと裸になってザバンと滝に飛び込みます。
よっしゃ~!気持ちええ~!
僕らの歓声がこだまします。
ね、楽しそうでしょう?
ほら、誰もいない!
この後、動力船組は先に下りていったので、それから僕らは約40分滝を独り占めしました。
とは言え、静かな滝なのでみんなマットに横になって眠っていただけですけどね。
いや、GWにナーラの滝で昼寝できることこそが奇跡かもしれない。
その後、帰り道ではやっぱり30人以上のお客さんたちとすれ違った。それもほとんどタイムラグなしでグループが続いている。
これで滝は人だかりだ。
いやあ、早く来てよかった~。
キョロちゃんのような鳥。
これがちょっと珍しいアカガシラサギ。