もっと深く西表島を満喫したい。だったら今度は時間を気にしないでキャンプ。夕日と朝日に挟まれた夜こそが最高です。
西表島キャンプツアーのいいところ
- シーカヤックを使って無人のビーチに渡る本格的キャンプ。
- 時間を気にしないたっぷり遊べる二日間。
- 無限の流木と焚火台を使って安全に焚火遊び。
- 釣りも体験、釣れた魚は晩御飯に。
- 2018年度総入れ替えの新しいテント。
- 漕ぐことより、たくさん遊ぶことを優先。
- だからファミリーにも安心!
西表島キャンプツアーの詳細
リピーター様向けだったキャンプツアー、ついに皆さんにも開放!帰りたくない!もっともっと遊びたい!
そんな要望に、やっとお応えできるようになりました!!沢山カヌー漕ぐことより沢山遊ぶことを優先します!
■体験から生まれる上手くなりたいという欲求
西表島でシーカヤックを漕いでみたい。
それはグッドアウトドアのカヌーツアーにご参加いただければ簡単にかなえられます。
これまでの十数年のツアーの中で、沢山の方がシーカヤックを経験され、ガイドともども忘れられない思い出を共有してきました。
そんな方のうち、多くの方がリピーター様として西表島に、また当店に帰ってきて下さることはとても嬉しいことです。
そしてその中から、夫婦だけど、今度はタンデム(2人乗り)でなく、シングル艇に乗ってみたい。
あるいは、そのシングル艇をもっと上手く漕いでみたい。
という希望が聞かれるようになってきました。
これまでもツアー中に効率的に漕ぐためのコツなど時折指導はしてきましたが、それはあくまでツアーで最後まで漕ぎ抜く為の手助けとしてのアドバイスでした。
そうではなく、ツアーの中では伝えきれない沢山の技術、カヌーを思い通りに動かす方法を、半日、あるいは一日かけて西表島の美しい自然の中で講習していくのがこの西表島シーカヤックスクール(カヌースクール)です。
■ツアーとスクールの違い
カヌーを自分の思うままに効率よく動かす技術は、ただ沢山漕ぐだけではなかなか上手くなってくれません。
それはやはりカヌーが移動のための道具であり、ツアーやツーリング中では「漕ぐこと」を考えるよりも、自然や景色を楽しみ、仲間との会話を楽しむことに重きをおいているからです。
ツアーではそれでいいと考えています。
しかし、その中から生まれてくる「もっと上手く漕ぎたい!」という人間の持つ向上心、欲求を満たす為には、それだけに特化した講習を行い、その後で、実践的に漕ぐことが一番です。
スクールではその講習、練習、実践を行っていきます。
グッドアウトドアのスクールではただ技術を教えるということはしません。
一つの技術には理由と効果があります。
どうすれば、このようにシーカヤックが動いてくれるのか?(効果)
その為にはこうする。
なぜそうなのか?(理由)
技術の理由を伝え、理解することで、技術は向上し、深くなります。
当スクールではこの技術、効果、理由を三位一体で効果的に伝えることができます。
それは、オーナーである私、出戸が習得に多くの時間と苦悩を経てきたからです。
■なぜ教えることができるのか。
ここからは苦悩の歴史になります。
正直、かって私は下手でした。それも下手であることを理解していないド下手糞でした。
西表島で初めてシーカヤックに乗ったのは1997年のことです。
当時、前年までアメリカンフットボールをしていた私は、体重が140キロもあり、シーカヤックが水面からわずか10㎝ほどしか出ていないほど体重オーバー。
私の勤めたショップの最初のツアーで、漕ぎ出すなり、ズブズブとカヌーが沈んでいったことは今では笑い話です。
そこでカヌーガイドとして数年間を過ごし、特に後半はシーカヤックツアーを任せてもらえるようになりました。
私は圧倒的なパワーがありましたので、漕げればいい、どんなに風が強くてもゲストを牽引して帰れればいい、と考えていました。
当時の多くの西表島のツアーにおいて大事だったのは、自然と触れ合ってもらうこと。
その自然への理解とゲストへの解説でした。
深く技術を理解する人はなく、またいたとしても自分の師匠以外から習うことは恥ずかしいこという風潮であったと思います。
ツアーにおいても技術で困ったという経験は特にありませんでした。
それが自分の技術を客観視する機会を奪っていたのかも知れません。
●独立
2004年、独立して自分のお店を始めることになった私は、シーカヤックツアーの専門店としてのスタートを選びました。
次の年、西表島の他シーカヤック店で大きな事故が起こります。
ガイドは遠征経験も豊富であり、島では上手いと思われていた先輩でした。
同じころ、強風の中、牽引しても出発地点に戻れなくなり、知り合いに船での迎えを頼むという大きな失敗をした私は、そこで悩むことになります。
パワー頼みの限界を知ったのです。
このままツアーを行っていても、いつか何かが起こる。
どんなに事前に気象を読んでいても、神出鬼没の積乱雲の下では天候急変は不可避。
いざ現場で何ができるだろう、ちゃんと帰ってこれるだろうか、と。
●先生との出会い
その時にタイミングよく別の島の友人ガイドから、JSCA(日本セーフティーカヌーイング協会)という団体の存在を聞きました。
友人は学生時代にはカヤックの選手であり、相当の腕前。
当初JSCAに否定的で、その鼻を明かしてやろうと言っていた彼が、公認インストラクター検定会を受験した後、一転して「JSCAは凄い!」と言い出したのです。
翌年、友人の勧めもあってJSCAの検定会を受験した私は、その事前技術講習で、自分がカヤックのことを何も知らなかったことを知りました。
恥ずかしい話ですが、カヤックってこうやって動かすのか!と言った感じです。
本番。
リスクマネジメントやフィールドなどの座学では合格しましたが、技術は勿論足りません。
検定会は不合格。
次の年に持ち越しです。
●出来ない自分
次の年の検定会。
会場には前年とは違い、沢山の受験生がいて、色々話を聞くことができました。
そこで言われたのは「西表島は沢山ガイドがいるけど、みんな技術レベルが低いって聞いていた」という衝撃的な言葉。
悔しいことですが、確かにその通りでした。
一年間練習してきましたが、先生もいない中、そうしても出来ない技術があり、その年も不合格。
ようやくギリギリで合格したのはその2年後のことでした。
その間、ありがたいことに西表島まで来て教えてくれるJSCAの先輩もいました。
しかしダメ。
どれほどやっても出来ない技術に嫌になることもありました。
ガイド仲間が簡単に出来るようになっていく中、相変わらず出来ない自分。
その劣等感。
合格後も練習は続けました。
そのおかげでただ「出来る」ではなく、技術を理解して、それを深くすることになったのです。
●スタッフを育てた経験
それはその後、当店のスタッフたちを育てることに繋がりました。
歴代のスタッフの中から、沖縄県カヤックガイド協会公認ガイドが3名。
JSCAの公認イントラⅠ合格者が2名。
JSCAの検定会では二人とも高得点。僕が合格した時の点数を軽く上回ります。
教えることは、出来ることとは別次元なのです。
私が長い間出来ずに苦労したことこそが「教える」ことを可能にしたと思っています。
■苦労が育てたスクールでの教え方
当店では、この苦労した経験から学んだ技術の「ポイント」を伝えることができます。
ゲストが分らないところが分る。
その方にあった指導法。(ここをこうすればよくなる等)
出来なければ、次のやり方を準備する。
意味が分からない人を分らないまま置いていかない。
きちんと説明して理解してもらう。
さらにはゲスト様の実際の動きをビデオで撮って、それを後でゲスト様自身が見直す。
そうしてイメージしている自分の動きと実際の自分の動きの違いを確認する。
そんなふうにこだわって最後までお付き合い致します。
初級者から上級者まで。
そしてセルフレスキューやエスキモーロールまで。
西表島シーカヤックスクールは本物です。
西表島カヌースクール料金など
コース名 | 西表島キャンプツアー(一泊二日) |
開催時期 | GW、6月20日~7月23日を除く通年 |
開始時間 | 初日朝9時集合 |
終了時間 | 二日目午後3時ごろ |
最少催行人数 | 2名(大人) |
料金 | 大人・中学生以上 33000円 小人 27000円 |
料金に含まれるもの | カヤック道具レンタル代、食事代(四食)、おやつ、お昼時の飲み物代、傷害保険料など |
別途レンタル料金がかかるもの | テント小 2000円 テント大 4000円 シュラフ 1000円 夏用寝具 1000円 |
一日カヌースクールの流れ、イメージ
■西表島西部地区の宿にお迎え後、その日一番環境のいい場所へ移動。
■ライフジャケット、スカートなどを着用。
■準備運動。
■実際シーカヤックに乗ってまずは体慣らし。自由に漕ぐ。
■基本のFWストロークから。
まずはポイントの説明。
→そのうえでガイドの漕ぎ方を見る。
→実際に真似をしてみる。
→ガイドからのアドバイス。
→もう一度漕いでみる。
。
■次にリバースストローク(後ろ漕ぎ)を練習。
■カヌーから落ちて再乗艇とレスキューの練習。
■ジェイリーン(船を傾けて重心移動)を練習。
■ジェイリーンを使ってのスピンの練習。(スイープストローク)
■ドローストローク、スカーリング(横移動)を練習。
■ジェイリーン、スイープストロークを使ってのS字走行の練習。
■軽くカヌーを傾けたところからの立て直し(ローブレイス)の練習。
■深くカヌーを傾けたところからの立て直し(ハイブレイス)の練習。
■エスキモーロールの練習。(ショートロール、ロングロール)
上の技術を、初級者~上級者まで、習熟度によって進める。
■お昼休憩前にはその日習った漕ぎ方をビデオで撮影。
■昼食休憩(1時間)。
昼食準備中に自分の動きをビデオで確認し、理想のイメージと実際の動きの隔たりを確認する。
■昼食後、軽く午前のビデオでの反省点を復習。
■ショートツーリング開始。
習った技術を使い、効率的な漕ぎ方を意識しながら漕ぐ。
■戻って終了。今日のビデオをDVDでプレゼント。
西表島カヌースクールの持ち物、服装
「ツアー参加の前に」をご参照ください。
ただし、長ズボンはあまりよくありません。短パン、海パンの下にタイツやレギンスを合わせてください。
上は長袖のラッシュガードが必要です。
スクールの無料レンタル品
参加の為の注意点
「よくある質問」も必ずご参照ください。
●東部地区(大原港最寄り)の宿への送迎は出来ません。
不安な方は先にご相談ください。
●WEB予約は参加予定日の3日前まで可能です。それ以降はお電話でお願いします。
ハイシーズン中はメール返信が遅くなりますので、お電話が確実です。
●キャンセル料は7日前から2日前まではツアー料金の50%。
前日、当日は100%となります。ご注意ください。
●前日、夕方5時から7時の間にグッドアウトドアへお迎え時間等、最終確認のお電話をください。