サガリバナの見頃・開花時期について独自にリサーチしてみた!

結論から言えば・・・2020年のサガリバナは6月後半に見頃が始まるのでは、という予想となりました。
でも、その前に・・・以下のコラムもよろしければご覧ください。
予想を導き出した研究はコラムの最後、第8章にございます。

幻想的なサガリバナ
西表島のサガリバナ

1. グッドアウトドアが思う、サガリバナはこんな花

サガリバナは森の妖精。

はたまた水面を舞う小さなバレリーナか。

サガリバナが静かな水面に浮かんでゆっくり流れていく情景は、幻想的で西表島という非日常の中のさらなる非日常を感じさせてくれます。

浮かんだサガリバナ

2019.06.22 仲良川

2018.07.09 ウダラ川

2. グッドアウトドアのサガリバナツアーへの想い

仲良川でのカヤックを使ったサガリバナ鑑賞ツアー「サガリバナと静寂の滝」は、グッドアウトドアが最初に始め、世に広めたオリジナルコースです。

他のサガリバナツアーよりも遠く時間のかかる場所へ、なぜそんなに苦労してサガリバナを観に行くのか。

それは西表島のどの川のサガリバナよりも美しく感動的な情景が見られたからです。
誰も来ない仲良川で、もう一生分満喫しました!と皆さんが言えるようになるまで、このサガリバナが広がる美しい光景をゆっくり時間をかけて思う存分に見てもらいたい!という気持ちから、この川でのツアーを始めました。

今でこそ他にもこの川でサガリバナツアーを行っているところがありますが、美しい景色、そしてグッドアウトドアのサガリバナに対する思い入れは変わりません。

サガリバナ鑑賞後にナーラの滝まで行きますが、正直言うと滝はおまけです。 

何度も言いますが、グッドアウトドアとしては、サガリバナの花をたっぷりお見せしたい!

さらに言うならば、サガリバナの花が咲いている状態(木にぶら下がっている状態)が見たいと言う方も多いけれど、ごめんなさい、そこはちょっと見せられればいい程度に考えています。

どちらかと言えばサガリバナの花が水面に浮かんでいる状態を心置きなく見て頂きたい!んです。

当店のガイドが、毎朝でも見たい!お客さんがいなかったり、別のコースが入っていたりして見れない日があると悔しい!とさえ思えるこんなに美しい景色。

ちょっと見たぐらいでは移動できるはずがありません!

2019.06.24. 仲良川

サガリバナの中で集合写真

2011.07.06 仲良川

立って見られるサガリバナ

2018.07.09. アダナデ川

サガリバナの中で泳ぐ

2015.06.24. 仲良川

3. サガリバナが鑑賞できる場所・環境

サガリバナ科のサガリバナは、アフリカ、東南アジアなどの熱帯・亜熱帯諸国や、奄美大島・沖縄本島・石垣島・西表島などの南西諸島などに自生。

乾燥した場所ではなく、マングローブの後背地や川沿いの湿地に好んで生えます。

西表島ではサガリバナのことをジルガキと呼びます。

かって田んぼだったような場所には、昔イノシシの侵入を防止する垣として移植されたこのジルガキが等間隔に並んでいるのを見つけることもできます。

昔は小さかったはずのそれらも今や大木となって、もはや過去の人の手など微塵も感じさせないほどに成長していたりします。

国内の大規模自生地としてはこの西表島と石垣島北部の平久保が有名です。

平久保や西表島の山の低湿地帯には何万本ものサガリバナの自生群落があり、これらは徒歩で見学、観察することができます。

 

2009.07.11. 西表島、友利山周辺の低山湿地帯

何万本ものサガリバナが自生している。

4. サガリバナの開花時間と鑑賞時間

サガリバナは開花シーズンに入ると沢山のつぼみをつけた房が枝から無数にぶら下がります。

それらの中から成熟したものより順に、数週間にかけて花を次々に咲かせます。

成熟し、大きく膨らんだサガリバナのつぼみは夕刻より開き始め、日没後の20時ごろには完全に開いています。

花の色は木によって違い、白やピンク、薄桃色の花が房の上の方から咲きます。
房の下の方のつぼみが開くのは翌日以降ということも多く、房全部が一晩で開いているものは多くはありません。

そういった一房全部咲いているものはなんだか水筒の中を洗う柄のついたブラシのようです。

花は翌朝5時ごろから早い場所では落ち始め、9時ごろまでにはほとんどの花が落ちてしまいます。
日暮れから夜明けまで、わずか半日足らずの開花時間です。

その落ちるタイミングは日当たり以外にも風や雨が関係しているようです。

風がなければ咲いているサガリバナの木の周辺では甘くて青い、いかにもトロピカルな香りが漂います。

香りが強い理由は一晩しか咲かないその時間のうちに受粉を行うため、匂いを感知できる虫たちを呼んでいるのだと考えられています。

匂いに寄ってくる虫というと蝿がすぐに思い浮かびますが、夜は主にサガリバナには蛾が集っており、朝にはミツバチや蟻が多く花を訪れています。

朝方のサガリバナ

下向きの総状花序の上から咲いたサガリバナ

5. 西表島でサガリバナが鑑賞できる場所

西表島では民家の庭先に生垣とされているのが見られます。

民家のサガリバナは通常、自生地のサガリバナよりも早く開花を迎えます。

夜に咲く花ですから、観察するには大きな声で話さない、家の中に向けて懐中電灯を点けないなど、お家の方に迷惑にならないよう、細心の注意を払う必要があります。

 

他にも西表島では田んぼの後ろや低い山間の湿地帯に大小の群落がありますが、知る人ぞ知るという感じで、見学者は多くありません。

ハブやムカデなどにも気を付ける必要があり、ガイド付きでなければ鑑賞はおすすめはできません。

 

西表島が石垣島を含めたサガリバナが見られる他の島々と大きく違うのは、多くの河川のマングローブ域から渓流域に変わるあたりに沢山のサガリバナの木がある点です。

これらの川ではカヌーやカヤックでまだ咲いている花を観賞し、朝方水面にポタンと落ちる様子、そして落ちた花が浮かんで漂う様子を観察するツアーが人気となっています。

有名どころでは、西から、当店がツアーを行う仲良川(なから)、浦内川支流、後良川(シイラ)、前良川(マイラ)、仲間川がありますが、その他の小さな河川、大きな河川の支流でもサガリバナは見られます。

 

アダナデ川のサガリバナ

2011.07.12. アダナデ川

仲良川支流のサガリバナ

2009.07.07. 仲良川支流

6. カヤックでサガリバナを見に行く楽しみ

西表島でサガリバナを観るなら、絶対カヤックでのツアーがおすすめです。

ちょっとグッドアウトドアでのツアーの様子を言葉にしてみましょう。

カヤックでのサガリバナ鑑賞ツアーはまだ暗いうちに集合し、スタートします。

まだ暗い中出発です


日中32
度ほどにもなり、容赦ない直射日光が降り注ぐ島ですが、その時間ですとまだ爽やか。

月がない日の夜明け前だと、晴れていれば星々の輝きが穏やかな水面に映ります。

そこをパドルで一漕ぎ、一漕ぎ進めば、キラキラキラキラ・・・とこぼれる砂金のように無数の夜光虫が水の中で輝きながら流れていきます。

もうスタート時から感動です。


山のあちこちから、ほーほーというフクロウの鳴き声。

ところが5時を過ぎ、キョロロロロ・・・という最初のアカショウビンの鮮やかな声が響き渡ると、一転。フクロウの声は消え、代わりにかしましいほどに森の中に鳥たちのさえずりが溢れてきます。

あんなに見えてた夜光虫は星々とともにいつしか消えて、東の空はうっすらと白く明るくなっています。



川をどんどん漕いでいくと、森のシルエットはもうすっかり形だけでなく、その枝の一本一本に宿る自然の美しさも認識できるほどに明るくなりました。

でも、まだ太陽は山の稜線から顔を出してはいません。

鏡のような水面には青すぎる空に流れるとても綺麗に染まった朝焼け雲が映ります。
ゆっくりゆっくりその水面にハサミの刃を滑らせるように進むカヤック。

パドルの水音はあくまで静かです。

目線が水面に近いおかげで、マングローブの根元で並んで休む可愛い水鳥たちが見つけられました。

横目で見ながらそっと過ぎれば、彼らもまだ眠いのか知らん顔。

カヤックでは鳥たちのさえずりすら消すエンジン音を出すことも、マングローブの根元で休む魚たちをそこから追い散らすような引き波を立てることも、朝の清涼な空気を汚す排気ガスを出すこともありません。

カーブを曲がると・・・

ちらほら浮かんで流れてくるサガリバナ。

感動の声を上げるみんな。
でもね、こんなものじゃないから。

もう少し、もう少し!

沢山のサガリバナ

そして1時間以上かけてようやく辿り着いた川の奥。

サガリバナが沢山川岸に生える場所。

まだまだ沢山木についたままぶら下がって咲いている白や薄桃色のサガリバナたち。

あたりに漂うのはなんとも言えない甘い香り。

見えはしないけれど、あえて言うのならサガリバナと同じ薄桃色の空気がそこに充満しているようです。

ずっと高いところに咲いているものもあるけれど、中にはカヤックに乗っている僕らのちょうど顔のあたりにぶら下がっている花もあって、神様が宿っているとしか言えないそのサガリバナのみずみずしい造形美を、慈しみながら楽しめます。


おっと鼻の先にミツバチが。

大丈夫、彼女たちもサガリバナの蜜や花粉を集めるのに一生懸命で、僕らに構っている余裕なんてありません。

ぽたん、続けて、ぽたん、と水面を小さくたたく音。

高いところにぶら下がっていたサガリバナが隣に落ちたようです。

上手に上を向いたまま水面に浮かぶ2輪のサガリバナから波紋が広がっています。

落ちる瞬間を見たい!とまだぶら下がっている花の一つに狙いを定めますが、それとは違う花がまた、ぽたん。

そんなチャレンジを繰り返していたら、いつの間にかカヤックは沢山の浮かんだサガリバナに囲まれていました。


周りだけではありません。

川を見渡してみれば、どこを見てもサガリバナ。

深い緑色の水面に白や桃色の清らかな花々がずっとあちらまで広がっている光景は幻想的です。

感動とはこんな時にある言葉でしょう。

落ちたサガリバナをいくつも手に取って眺めた後、自分のカヤックをデコレーションしている人、沢山浮かんだサガリバナの写真を夢中で撮っている人。ただただ見つめている人。

色んな楽しみ方がありますが、そこに居合わせた全ての人が心から来てよかった!と思っています。

川に広がった満天?のサガリバナを蹴散らさないように、しばらく漕ぐのはやめましょう。

するとカヤックは花が流れるのとほとんど同じスピードでゆっくり川の中ほどに流れていきます。

そのまま花のペースでずっと浮かんでいましょう。

いつまでもいつまでも。

やがて全ての花が僕らを追い越して流れて行ってしまうまで。

7. グッドアウトドアのサガリバナツアー

グッドアウトドアのサガリバナツアーは2つ。

 

■ツアー1

頑張って漕いで西表一のサガリバナが見られる奥地を目指したい方、サガリバナ鑑賞をのんびり・じっくり楽しみたい方はこちら↓

『サガリ花と静寂の滝(ナーラ) 西表島サガリバナ・ロングツアー』

サガリバナ鑑賞の場所は西表島の西部地区にある仲良川の上流。
カヤックで片道1時間半~2時間ほど漕いで辿り着く奥地。

特徴:

川幅が広く、サガリバナの木の本数が多いため、コンディションの良い日には川幅いっぱいに花が広がります。

花の浮かび方は、潮の状況によって異なります。

花が水に浮かんで停滞している日、
花が水面に落ちた後、次々と河口へ向かって流れ出ていく日、
花が干上がった根元周辺の地面に落ちた後、潮が満ちると共に水面に浮かび始める日、
様々です。

花が木にぶら下がっている様子、水に浮かぶ様子など、色々な表情を鑑賞することができます。

2019.06.22. 仲良川

2019.06.24. 仲良川

■ツアー2

体力に自信がない方、石垣島への移動日に遊びたい方、別のツアーと同日参加したい方はこちら↓

『西表島サガリバナ鑑賞ツアー(ショート)早朝サガリ花カヌーツアー』

主な鑑賞場所は、浦内川や仲良川の支流など、西部地区の川。

潮や天候によって選定。
カヤックを漕ぐ時間は片道30分~1時間程度。

特徴:

潮の状況によって花の浮かび方が様々なのは、ロングツアーと同様です。

ショートツアーの特徴は、川幅の狭い場所を訪れるため、サガリバナの木との距離が近いこと。
干潮時には立って(泥地もありますが)、サガリバナを観察することも可能です。

また、川幅の影響で日当たりが悪いためか、ロングツアーの仲良川より見頃が遅れて来て、最盛期が短い傾向にあります。

夜明けに、花が落ちる時間帯も、仲良川より少し遅いようです。

2017.07.03. ウダラ川

2018.07.09. アダナデ川

8. みんなが気になる見頃時期を独自にリサーチ

お待たせしました。
本題です。
2004年の創業以来サガリバナツアーを大事にして実施してきたグッドアウトドア。

『サガリ花と静寂の滝(ナーラ) 西表島サガリバナ・ロングツアー』で撮りためてきた写真のうち、過去6年間の写真を見返して、みんなが気になるサガリバナの見頃時期を独自にリサーチしてみました。

 

■サガリバナの見頃って?

グッドアウトドアでは、木にぶら下がる花の量、水面に浮かぶ花の量によって、期間をサガリバナの「鑑賞できる」/「見応えあり」/「見頃(最盛期)」と分類して考えることにします。

「見頃(最盛期)」の時期には、目の前で次々と花が落ち、木の根元や水面に花が溢れます。

カヤックが水面に浮かぶ花に取り囲まれるチャンスが最も高いです。

2019.06.25. 仲良川の見頃・最盛期のサガリバナ

サガリバナ「見頃(最盛期)」の前後の時期も、十分に見応えのある花の量があります。


木にぶら下がる花の量、水面に浮かぶ花の量が、「見頃(最盛期)」に対する4~6割程度。

潮回りによっては、思わず歓声が上がるような幻想的な景色に出会えるチャンス大。

これらの時期は、「見応えあり(前半)」「見応えあり(後半)」と考えることにします。

2015.06.21. 見応えあり(前半)・仲良川

2019.07.08. 見応えあり(後半)・仲良川

そしてその前後の時期、つまり咲き始めと咲き納めの時期もサガリバナを「鑑賞できる」時期です。

木にぶら下がる花の量、水面に浮かぶ花の量が、「見頃(最盛期)」に対する1~3割程度。

花が付いている木に近づくと香りを楽しむことができます。

水面に浮かぶ花の見え方は、潮のタイミング次第ではあるものの、ぽつぽつと浮かぶ可愛らしいサガリバナの花が私たちを迎えてくれます。

2018.06.18. 仲良川、鑑賞できる程度

2018.06.21. 仲良川、鑑賞できる程度

■サガリバナツアー開催時期

グッドアウトドアでは、サガリバナの開花からほぼ見応えがなくなるまでツアーを行います。

つまり「鑑賞できる」から「見応えあり(前半)」を経て「見頃(最盛期)」、そして「見応えあり(後半)」までの期間、約1か月をサガリバナの鑑賞が楽しめる期間として、サガリバナツアーを開催致します。

 

■2014年から2019年の最盛期・見頃はどうだったか?

下の棒グラフをごらんください。
年ごとの花の量を縦軸で表しました。


これによれば、サガリバナを鑑賞できる期間は、6月15日~7月20日頃

そして平均的に見れば「見頃(最盛期)」は、6月26日~7月10日の半月の間にやってきています

「見頃(最盛期)」の前後5日間は「見応えあり」となりますので、6月20日~25日と7月11日~15日頃が見応えありとなります。

 

上の棒グラフを基に見応えある時期や最盛期の時期や期間を下表に改めて整理し、過去6年間の傾向を年ごとに比較しました。

加えて、サガリバナが潮の満ち引きの影響を受ける川に生育することから、月の満ち欠けや潮の満ち引きとの関係性も整理することにしました。

また、西表島のパイナップル農園の方から、2019年の西表島産パイナップル(ピーチパインという品種)は、例年より早い時期に、一気に最盛期を迎えたという話を聞きました。

その農家さんは、沖縄で今なお使い続けられている旧暦とパインも関係しているかもしれないと考えているそうです。

それは2019年のサガリバナの咲き方とも似ているので、サガリバナと旧暦との関係性も整理することにしてみました。

下表で過去の傾向を見ると、2015年、2016年、2017年、2019年は同じ頃に、見応えある時期を迎えました。

そのうち、2015年と2019年は、最盛期(見頃)が、他の年と比べて早く来ました。

特に2019年は、未見応えある時期が始まったと思ったら一気に最盛期(満開)となり、最盛期が過ぎると花の量が急激に減少したため、全体的に見応えある期間が短かくなりました。

また、2015年、2016年、2017年、2018年は、全体的に見応えある時期が長く続いています

出展:旧暦はおきなわタウンネットの沖縄旧暦カレンダーを参照。

旧暦(太陰太陽暦)とは、月の満ち欠けの周期が基準となっている暦で、新月が一日とされる。月の満ち欠けのサイクルは約29.5日なので、この0.5日を調整するために、1カ月29日の月(小の月)と30日の月(大の月)がある。さらに、約3年に一度、閏月(1年のうちのある月を2回繰り返す)がある。閏月は、旧暦の1カ月が平均29.5日、1年約354日なのに対して、太陽の周期が基準となる新暦(太陽暦)は1年365日。旧暦と新暦との間に生じるズレを解消するのが閏月。

サガリバナの最盛期・見頃と気象条件との関係性

さらに検証を続けます。

サガリバナの見応えある時期や最盛期が始まるタイミングは、春先3月~5月(サガリバナの木が花の蕾を付け始める前)の降水量や日照時間に関係する可能性について調べました。

春先の降水量が多い年は、サガリバナの花が見応えある時期が早めにスタートし、春先の降水量が少ない年は、サガリバナの花が見応えある時期が遅めにスタートしています。

また、春先の月間日照時間が比較的短い年は、見応えある時期や最盛期が早めにスタート。

さらに、6月~7月の降水量が少ない年は、見応えある時期や最盛期の期間が比較的長続きしている傾向があります。

 

サガリバナの花は明け方に強い雨が降ると、木から花が落ちる又は水面の花が沈む等の結果になり、開花状況の評価としては低くなります。

また台風が来れば、つぼみごと吹き飛ばされて以降の評価は著しく下がってしまいます。

今回の独自リサーチで参照したのは月間降水量なので、明け方の雨の量や強さについては分かりませんが、いずれにしても2015年、2016年、2017年、2019年は6月~7月に雨が少なかったとは言えます。

※月間降水量は西表島のデータを使用。

出展:気象庁

※月間日照時間は西表島のデータを使用。

出展:気象庁

■サガリバナ最盛期が続く期間と気象条件との関係性

サガリバナ最盛期の期間は、6月~7月の気温に関係するかもしれません。

6月~7月の気温が平均気温より高い年は、最盛期が短めでした。

一方、6月~7月の気温が平均気温より低い年は、最盛期が長めです。

※月間平均気温は西表島のデータを使用。

出展:気象庁

■サガリバナ最盛期と月の満ち欠け及び潮の満ち引きとの関係性

見応えある時期(開花)がスタートする日に注目すると、新月や満月前後がほとんどでした。

潮で言うと大潮にあたります。

また、サガリバナの最盛期に関しても、過去6年間のうち3年間が、新月や満月前後の大潮でスタートしていました。

夜に咲き、明け方に落ちるサガリバナ。

そして、潮の満ち引きが影響する川に生育するサガリバナ。

月や潮と大いに関係している可能性はあります。

ということは、月の満ち欠けの周期が基準となっている旧暦とも関係しているかもしれません。

 

■サガリバナ最盛期と旧暦との関係性

西表島のパイナップル農園の方から、パイナップルの収穫最盛期と旧暦のお盆の時期を確認しているという話を耳にしました。

西表島産パイナップル(ピーチパインという品種)の最盛期が例年よりかなり早く到来した2019年は、旧暦のお盆の時期が早かったと感じていたそうです。

確かに2019年は、旧暦閏年の2014年と2017年を除き、過去6年間の中でもお盆の時期が早いです。

サガリバナの見応えある時期及び最盛期共に例年よりも早くなりました。


沖縄では、潮の満ち引きの差が大きく、月や潮のリズムにあわせた独特の生態を持つ動植物が多いことが知られています。


サガリバナが生える川やそこに生息する動植物も同様。

サガリバナ自体も月や潮のリズムと共に実や花を身に着けている可能性が考えられます。

 
★ 2020年の見頃時期の予測 ★

あくまでここまで扱ったデータからの独自予測ですが、今年2020年のサガリバナは、2014年又は2017年に似た傾向となるかもしれません。


理由その1は旧暦との関係。

2020年は、2014年や2017年と同じ旧暦の閏年。

今年は旧暦4月の後ろに閏4月が存在。

4月が2度ある年です。

旧暦の正月は1月25日、旧暦のお盆は8月31日~9月2日と、いずれも2014年と2017年に近いです。


理由その2は、春先の日照時間との関係。

これまでの日照時間のデータによると今年の3月~5月の日照時間は短い方で、2017年と似ています。

2017年と同じような傾向が出た場合、今年のサガリバナは早めに開花(見応えある時期)を迎える可能性があります

 

 

16年間サガリバナツアーをガイドしてきた出戸の個人的嗅覚でも今年は例年より早いのでは?という感じです。

 

 

繰り返しになりますが、あくまで独自リサーチ・独自予測なので、今年の結果は皆さん自身で確かめてみてください。お楽しみに。(笑)

 

また、皆様からのご意見、これも知らべてみたら、などのアイデアなども募集しています。

ご連絡ください。


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