ブラーミニメクラヘビ

Tp3100043 ガヤ原を耕し、一から畑を作っている。まあ、大変な労働だし、怠け者の僕がよくやろうと思い立ったなとも思う。

出てくる動物の一番手はやはりミミズ。とんでもない大きいのが土を起こす度に飛び上がって出てくる。この土地はかなり肥えているようだ。作物への期待は高まる。2番手はムカデ。あまり大きいのはいないが、土を起こすと、さっと現れ、土くれの隙間に瞬時に身を隠す。別にいてくれてもいいのだが、この畑は娘も出入りするので、見つけたらご退場いただいている。慣れてきたので、今は素手で頭を捕まえて殺しているが、いつか噛まれるかもしれない。

そして、畑作りをしていて絶対見たかったのが、このブラーミニメクラヘビ。世界最小のヘビだ。前に見たのは、もう何年か前、道の脇の草を手で刈っている時に、足元に干からびたミミズのように落ちていた。それでも嬉しかったが、今回はとにかく生きているのが見たい。問題は僕の振り下ろす鍬でこいつを傷つけないことだったが、そう、とは言え作業の進捗状況を見てはそうそう手を緩めるわけには行かなかった。

で、やっと見つけました。60坪耕してわずか一匹。傷つけることなく、見つけられた。せわしく逃げ回るのを発砲スチロールの箱に入れて観察。進行方向で前が分かるが、実に前後ろの分かりにくい動物だ。やっと落ち着いたので手に乗せてみる。途端にウンコをされた。

顔を欲目を凝らして見てみるが、ほとんど肉眼では見えない。Tp3100036 が、デジカメでスーパーマクロモードで撮影してみるとはっきりと目が見えた。

土の中で生活しているので、退化してしまったのだろう。なんだか、見えているのかいないのか。

このヘビ、土の中で生活し、蟻なんかを主食としているらしい。どうりで口も小さい。他のヘビのように顎が開くことはなさそうだ。そして資料によれば、単体で繁殖する単為生殖を行うようで、これが一匹いれば、いくらでも(?)広がっていける。実際こいつは外来種らしい。外来種というと今の世の中、よくないイメージが付きまとい損なのだが、とは言え、ほとんど目にしないメクラヘビは憧れのヘビ。

体温で弱らないように撮影後はすぐに土に返してあげました。

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