クロツグ(マーニ)の実は美味そうだが、やばい!

Kurotugu ヤシ科のクロツグ。島ではマーニと言って、幹の周りの毛を箒に利用したり、若くまだ広がっていない葉を使って玩具のヘビを編んだり、あるいは、幹の芯は食用にしたり、と利用は広い。

さて、この時期、森を歩いていると、赤いこの実の皮だけが落ちていたりする。中身はきれいに無く、皮だけ。おそらく食ったのはオオコウモリ。果実食だ。

で、オオコウモリが食べられるなら、と赤く熟した実を見つけて口にしたことがある。剥いてみれば、それはもう美味しそうな中身。プルンとしてフルーティーな感じだ。言うならライチの中身にも似ている。

味は、美味い。一口目の爽やかな甘さ。上品だ。うむ、食える。と噛んでいって飲み込んだ。が、その時からさあ大変。口の中に細かい棘が一万本も刺さったようなエグ味というか、痛みというか・・・・。あまりの辛さに唾を幾度も吐き出す。

しかし、治らない。お茶で口をすすいでも無駄。どうにも困る。結局2時間ほど、苦しみと付き合った。幸いなのは、お腹には来なかったことぐらい。二度と食べたくない果物だ。(これを果物といってよければ・・・)

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