goodoutdoor.blogzine.jp > 西表島グッドアウトドアのツアーアルバム

今日はこんな日でした。本文参照。

今日はこんな日でした。本文参照。

2008/02/29

フカパナリ

結局ダイビングはお断りしたという昨日の女性が、今日は海のコースを借りたウェットスーツで申し込んでくださった。今日はまったく風も波もなく非常に穏やかだ。
トローリングして昼は刺身を!と目論むも、魚は釣れない。透明の海を上から覗き込んでも魚も姿もない。が、フカパナリに渡って、内側の浜に沿って進めば、深いところで、大きな青っぽい魚が群れて泳ぐのに遭遇した。この辺りに来て、珊瑚には無数の魚が群れているのも見え始めた。
グラスボート要らずですね。と言えば、うん、ダイビングもシュノーケリングも必要ないかも、と仰る。それぐらいの透明度だ。
さて、バダチと呼ばれる美しい浜で休憩した後、Nおじいの浜へ向かった。遠くから僕らを確認したおじいは奥に入り、Tシャツを着て出てきてくれた。が、Tシャツのすそから大事な部分の先っぽが覗いている。頭かくして尻隠さずの逆になっているのだ。久しぶりにおじいの家に行く。
テントの上を覆ったUVシート雨よけなど、なんだか色々進化していた。TV局が置いていくらしい。
キッチンにしている場所の竈の上からトロフィーが逆さにぶら下げられていた。これは「銭金」という番組から届けられたものらしいが、おじいにとっては無用のもの。カラス除けだという。おじい曰く最近ルール(おじいの食料を荒らさない代わりに残飯を決まって与える)を知らないハグレ者が入ってきたとか。おじいのカラスとのコミュニケーションまで見せてもらい、お客さんにインパクトを与えたところで、浜を後にする。お昼をとる目的地の浜まではもう少しだ。
その後、やっとクサムルーと呼ばれるフエフキダイを釣り上げる。これで刺身は確保。そして直後に、でっかいダツがヒットする。後ろでバンバン飛び上がって暴れること3度、少し大人しくなった。大きすぎて船上で取り込むのは危険なので、お客さんに竿を持ってもらって、そのまま近くの浜に漕ぎ寄せる。
「かなり、いやがっていますよ。もうイヤイヤ着いて来ている感じです」という竿を受け取り、糸を巻いて浜になんとか寄せきった。やはり改めて見てみても大きい。この凶暴な口からルアーを外すのは難儀である。
そこで左手に竿、右手にパドル。浜に打ち上がったダツの頭めがけて、パドルのブレードで強い一撃!
やっつけた。見る見る青かった体が銀色に変わる。
「パドルにもいろんな使い方があるんですねえ」関心するカヤッカーの女性であった。
ご飯の後、帰りがけにのんびりシュノーケリング。やっぱり今日は冷たくない。海の中は海面から見るよりはるかに透明度が高かった。魚も多い。青いグルクンの大きな群れを見つけて追っかけたりして楽しんでいた。