アイテム一つでほっこりと・・・。
2008/02/28
ナカラ川
今日のお客さんは大学生の子供さんもいるカヤッカーの女性である。このくらいになれば、晴れて一人旅もできるようになるのだろう。ある種余裕があってよい感じの方だった。
しかし、本当は今日行く予定だったダイビング屋さんから、天気を理由に断られただけあって、今日という日はかなり天候的には恵まれない日である。
空気は寒く、水も冷たい。とても滝などで泳げる状況ではない。が、風だけは昨日までのひどい風と違い、急に穏やかになっていた。そのおかげか、雨は降りそうにない。それだけが救いである。
たった2人だけでのツアーなので、ゆっくりくつろげるよう、思いつくままにキャンピングマットまで準備した。
これが、良かった。食事をとった岩盤の冷たさを体に伝えぬ為温かく、なおかつ柔らかい。
なんだか寒さにせかされることもなく、気の許すまま、いつまでもほっこりと過ごしてしまった。アイテムというのはけっこう重要だ。
帰り道、お昼に準備したオオタニワタリを初めて食べて、森で出会うオオタニワタリが全部美味しそうに見えてきた、とか、これもお昼に入る島タケノコ（メンマの原料になる種類もある）を食べて、中国ではメンマはこうやって作るとか、考えたら食べ物の話ばかりしていた気がする。