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がんばれ!がんばれ!

がんばれ!がんばれ!

2008/03/17

ナーラミナトゥ

今日は58歳ながらいつも山歩きをされているという達者そうな男性と若い女性のカップルに、問い合わせのメールから「体力には自信がない」と言い切っていた若い女性2人組。

出発してすぐのいい南風にやはり女性陣のカヤックは進まない。体力的問題ではなく、漕ぎ方が一番問題だったのだが、このままでは可哀相なので、とりあえず僕のカヤックで牽引。引っ張っている間に後ろから僕の漕ぎを見て覚えてもらおうという作戦だ。軽い筈の2人なのだが、かなり重い。どうも漕ぎ方そのものがブレーキになっているようだ。が、川も奥に入るとようやく風もゆるみ、また彼女たちも少し上手になったのか、軽くなってきた。
「じゃあ、ここからは2人で頑張ってみて」と牽引していたロープを外す。しかし、やはり2人にはいっぱいいっぱいみたいである。今度はラダー操作(舵取り)がうまく出来ず、苦労している。
一方カップルの方は男性の繰り出し続けるオヤジギャグも快調にスイスイ行く。女性陣の疲れ顔と満喫しゆるみっぱなしのカップルの笑顔が対照的だった。
結局、ナーラの滝についたのはかなり遅く、午後1時をまわっていた。が、今日はかえってこれがよかった。
今日は先に20名近くの団体客がいたのだが、僕たちの到着が遅かったので、狭い滝で彼らと一緒にならずに済んだのだ。彼らは船で先に上がってしまっていたので漕いでいる間まったく気付かなかった。
なにはともあれ、滝は独占。昼食を食べてほっこり。しかも今日は天気予報が外れて素晴らしい日和。自然と見も心も和む。
唯一の男性のオヤジギャグはあいかわらず軽くぽんぽん放たれていたが、今度は心に余裕の出来た彼女たちも笑顔で食いつく。話も盛り上って楽しい午後だった。

帰り道、風もおさまりすっかり穏やかになった川を4人揃ってゆっくり漕ぐ。今度は女性お二人も大丈夫。うまくもなっていて、十分満喫しているようだ。前半の悲壮さは微塵もない。
僕も一安心。今日もいいツアーができた。
満足満足。
最後尾からトローリングをしながら、みんなを眺める。こんな時はやっぱり魚も沢山釣れた。
家に持って帰って今晩のご飯のおかずだ。