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本当に青い空に雲が泳ぐ!

本当に青い空に雲が泳ぐ!

2008/05/24

ナーラミナトゥ(アユバン付近)

いい一日であった。
ご年輩なので、当初、体力を心配したご夫婦は思いもかけない体力自慢。若い男性は一人乗りの操縦に四苦八苦ながらも、ガンガン飛ばすご夫婦に必死で追いすがる。
あとはまたまた滝ではのんびりのんびり。
いやあ、いい一日。
午後からはあまりにも青い空が広がり、ただ僕は空ばかり見上げていた。

そうだ。何回か前の「西表島の歴史」に補足。
仲良川の河口から、田んぼがあった中流域あたりまで。実際には中流域と言っても満潮時には海水が上がってくる汽水なのだが、ここまでを西表では「ナーラミナトゥ」と呼ぶ。つまりは「港」である。船で移動できる部分は川の中でもミナトゥ。そして、それより上流、滝へのトレッキングで歩く山道があるあたりの渓流から上を「ナーラカーラ」と呼ぶ。
同じ川でも船を使う場所、足を使わざるを得ない場所で呼び方が区別されるのである。
単純にマングローブがある流域はミナトゥと考えてもいいだろう。プシキヤン(マングローブ林)にいくつかある支流、小水路は今でも台風時には船を係留し、マングローブを天然の防風林代わりにして風から船を守る。深さのあるよい水路には何艇もの大小の船がずらっと並ぶ。台風時のそんな姿はまさに「港」である。