あさはやツアー
2008/08/04
ナーラ支流
体調が思わしくないので、今日はゆっくり体を休養させようと思っていたのだが、創業当初からのリピーターご家族からデイツアーの要望があった。となれば、喜んで行くのがグッドアウトドア。
しかし、どうしてもこのタイミングでの休養は欲しいので、無理を言ってツアー時間を前倒しし、早目に終わらせてもらうことにした。
出発は朝7時で今日の朝の満潮は8時48分。
一年でも10本の指に数えられるぐらい、満潮ラインが高い日だ。
満潮ラインが高い川は静かだ。いつもより多くのマングローブが水面下にある。
支流に入ってからは、よりその具合が分かる。いつもに増して、川の上空を蔽う木々の梢が低く感じる。水が満ち過ぎているので、かえって視野が狭い。
大潮あたりの満潮は朝と夕だが、そんな時間にこんな狭い川にいることはあまりないので、なかなか新鮮だ。
普段降りる場所まで遡ってきて、カヤックを降りた。ここからサワートレッキングなのだが、もはや沢ではない。潮が満ち、一番浅いところでも水は腰まである。
少し歩き始めれば、もう首の深さになった。
ここから渓流域と思っていた最初の淵も、満潮ラインよりも低く、海の水が入り込んでいる。
この時間に来てみてよかった。
なかなかない景色を見させてもらった。
朝の早い時間の沢も、また素晴らしい・・・。
滝を目前にしてさわさわと降った霧雨。太陽の光を背にしたそれは、写真では伝えられないほど、幻想的だった・・・・。