カジマーイ予報。逃げろや逃げろ!

さて、父子ツアーの2日目。今日はフカパナリ島へのツーリング。昨日のうちに基礎はばっちりやっておいたので、安心です。出発地点の浜に到着、即スタート!
天気予報では夕方6時ごろから天候が時化そう。北向きの風になって波が3mになるとのことですので、早目ですが、午後3時ごろには戻ってくると妻に告げて出発しました。

ツーリングでは、みんなを見ながら漕ぐんだよ~一人で漕ぐわけじゃないからね~という昨日の教え通り、Mヤはちゃんとお父さんにペースを合わせながら漕いでいます。
あれ?・・・と思いますよね。
実はそうなんです。今度中1になる息子さん、Mヤの方が、お父さんより速かったりしてしまうんです。
これには、嬉し口惜しなお父さんです(笑)。

  南風が気持ちよく海を渡る中、目的地のフカパナリ島までやって来ました。
お父さんの後ろにあるのが帽子山。
僕の住む祖納村の人たちの萱刈り場がこの頂にはあったそうです。

 はい、到着~。
天気もやや回復か。太陽がポカポカ浜を温めます。
まだまだ余裕の少年M。
今日も休憩なしで遊びまわっています。

 拾ったキレイな黒真珠の母貝、黒蝶貝、お母さんにお土産にしたら、とお父さんが提案したら、いらん!と一言。
そういや昨日見つけたキレイなタカラガイも重い!いらん!って言ってたね~。
いや、でもね~。なんでも喜ぶと思うのよ。遊びに行っても忘れないでいてくれたってことの証なんだから・・・。
だけど、そういうところが、もはや思春期少年なのかもね。

 さて今度はお昼休憩できる浜に向かって漕ぎ始めます。
相変わらずキレイなフォームのMヤ。
しっかりローテーション(腰の捻り)で漕げていることが良く分かる写真ですね。

途中の浅瀬では、船から手を海の底に突っ込んで、天然モズクを少しだけ頂きました。
お父さんだけ、「手が海の底に着かない!」とあわやひっくり返る寸前です。

 お昼は長崎のオジイのテントサイトで採り立てモズク入りの出戸ソバ。
そして食後はMヤお気に入りの炙りマシュマロと珈琲。
珈琲を一緒に飲んでいるオジイに、一番気になる「なぜ裸なんですか?」という、この一言がなかなか聞けないM少年でしたが、オジイとの短い時間の中で生きるヒントがいっぱい見つけられたかな~?(笑)。

 船の垢汲みにショウユチュルチュル(?)を使っていて、これがすぐ壊れるんだよな~とこぼすオジイに、古くなったカヤック用ビルジポンプを進呈。
浜からMヤがスタートするのを手伝ってくれました。
出発前、4人で海に向かって並んでやった「タッション」(立小便)忘れられない思い出だ~。
ありがと~

 お昼ごはんの最中にやや天候が変わってきました。
霧雨が降り、南の空が白く煙っています。そして気温も下がっている。
もう一箇所寄り道するつもりでしたが、これは思ったより早くに風が変わるかも!と予測し、ノンストップで西表島側まで戻ることにしました。

Mヤ、疲れた~とは言いながら、それでもリズム良く漕ぎ進めて行きます。
もうすぐ、フカパナリ島を離れるところ。
その頃、お父さんは・・・

 ポツン・・・
「Mヤ、お父さん待とう」
「は~~ぃ」
本当は息子が足を引っ張るのではないかと心配していたお父さんでしたが、全くの杞憂でした。
これで、この夏のキャンプや野遊びのパートナーはMヤで決まりですね。

 

お父さんと息子。
結局ずっとこの位置関係でした。

そして僕らは無事に対岸、西表島に到着。
ちょっと早過ぎたかな~と思いましたが、後片付けを終え、撤収直後・・・
すごい大雨に!!!
そして南風も激しい!!
下の写真、これ、帰着予定の3時ごろの僕らが漕いで帰って来た海の様子です。
完全ホワイトアウト。
危なかった~。
これだから、島の春の海は侮れないんですよね~。

  
記録を書いている午後5時半現在、激しかった南風は何度かの小休止を経て、すっかり冷たい北風に変わってしまいました。予報どおり?
しかし今日は見事にカジマーイしたもんです。

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