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カメラ動かず。

カメラ動かず。

2009/04/13

ウチパナリ

今日はフカパナリへ行く予定だったが、予想以上に南風が強く、まともに向かい風となる祖納から出すことをやめて白浜から出発する。こちらならウチパナリの島影を進んで風を受けずに行ける。
いきなりトラブル。昨日、カメラを持ったまま飛び込みすぎたせいか、カメラがいきなりおかしくなる。写真はちゃんとピントも合って撮影できたように思うのだが、実際にデジカメのモニターに表示されるのは、ただ白いだけの画像。ちなみにこの写真が今日最後に撮れた写真だった。
写真は諦め、フカパナリへ。ナガサキのおじいに会いに行く。バダチを過ぎ、フカパナリ島の南に出た途端、すごい風と波に。時化ている。ものすごく。
今日の参加者の男性二人が会いたいというので連れていったが、オジイも驚いていた。こんな時化ているのに誰もまさか来ないだろうと思っていた・・・と言う。ちょっと話をしてすぐにオジイの浜を後にして島の北側へ戻る。風は益々強くなった気がする。内側へただ数百メートル戻るだけなのに、男性2人はかなり苦労していた。後で聞けば、オジイの浜にいっそ戻って、いっしょに丸裸で生きていこうと思ったぐらいしんどかったらしい。「思いましたよ。あんな裸のおっさんに会わなくてもよかったって。こんなしんどい思いするぐらいなら・・・って」
うむ。よく分かる話だ。
時化てくる一方の海が怖いので、フカパナリから先に西表まで渡っておく。そしてそこでお昼にする。午後からは雷との天気予想もあるので、その方が安心だ。ここまで来れば、ゆっくり休憩して遊んだ後、状況を見て白浜へ戻るか、あるいはこのまま南風を利用して祖納まで行ってしまうか。いずれも普通になんとかなる。
今日は泳ごうというような天気でもないので、とりあえず、タープを張って食事場所を作った後は、釣りを楽しんでもらう。これが投げてすぐに何度もヒットする素晴らしい状況だった。釣れた魚はすぐに刺身に。
かなりの大物がそこにはいるようで、3度ほど、せっかくかかった獲物にハリスごと食いちぎられたりした。釣り専門のツアーではないので、こんな時に他の仕掛けが用意できないのは無念。
それでも、コーヒー飲んで、サーターアンダギーを炙って、話も楽しみながら、そして釣り。なかなかまったりしてしまった。
聞けば、今日の男性二人は何年か前に那覇のドミトリーで知り合った旅仲間だという。今回はそれぞれの旅の日程の一部を合わせて西表に来てくれたらしい。
「ツアーって初めて参加してみたけど、こういうのもイイっすね」そう言われればやっぱり嬉しい。
まあ、雷の接近もあり、結局、風に乗って少しでも早く帰れる祖納に行ってしまったのだが、上って二人を宿まで送った途端に、大雨と雷、そして急激な風廻りで風は南から一転。強烈な北風に。
なんというタイミングの良さ。いいぞ自分。
全体にはなんかまったりしていて僕まで楽しかったな。