西の空がトワイライトブルーから紫色にゆっくり変化するのを腕を休め、ぼおっと眺めてしまった。 静かな色の移ろいに心癒される。 そしたら、反対側の山の上の雲が急に染まり出してきたのに、気付けよと呼ばれて遅れて気付いた。 振り返るとそこには異なる情熱の橙色が。 それは今日の熱き一日を宣言していた。 呼んだのは君だな。 この静かな劇場に、風と僕とみんなは招待されて。