飛鳥Ⅱ入港せず
2009/04/02
パナリミジュ
今日は飛鳥Ⅱという日本最大の豪華客船が、西表島初寄港を果たすという予定の日だった。今日のツアーはこの船に乗ってこられるご夫婦と、飛鳥の周りを漕いだり、珊瑚礁をカヤックから覗き込んだり、とそんなツアーにする予定だった。
が、昨日の午後からの時化で海は荒れている。まず、シーカヤックは難しいかもしれない。
川でも行くかなあ・・・、そんなふうに前日から考えていた。
しかし、夕方、妻が言うには、「明日、飛鳥、来ないらしいよ。歓迎セレモニーも炊き出しも全部中止って」
なに～？！である。
夕方、お客さんから連絡が。中止の話をすると、「飛鳥からは聞いていない」とのこと。うん？どうなってんだ？確認されたところ、今のところは予定通り西表に寄港するという。どうも分からない。しかし、そういうことなので、海は駄目っぽいが、せめて川のコースで、ということになった。
夜も今日の朝も別のコースでの問い合わせがあったが、こういう状況ではなんとも返事のしようがない。残念だが、お断りする。
そして、時間だ。西表に向け出向しました、との連絡を受け、ツアー準備をすませ、飛鳥を港で待つ。
果たして飛鳥Ⅱは祖納の半島の内側まで入ってきた。
が、ついに船は停泊することなく、再び船首を返して、海の果てに消えていってしまった。
港に集まっていた人々はなんだか、気が抜けたようにその雄大な姿をただ眺めていた。
なんだったんだ・・・・。