混雑を避けて
2008/04/04
ビーミチ川上流
当初の予定の川コースがあまりにもお客さんがいっぱいだというので、急遽コース変更。
せっかくなのでトレッキングもしたいだろうと、カヤックから降りてビーミチの上流の滝まで来てみた。ここにはめったに人が入らない。
西表にはこういう場所がいっぱいある。誰にも会わないので頭の中の「西表＝秘境」という図式が満足する。
せっかく西表まで来て人にはあんまり会いたくないよね。そういう意見で全員が一致したので、今ここにいるのだ。
気の合う人々で良かった。一人でも元のコースにこだわられれば、よほど天候が悪いなど特殊な事情をのぞいて、そこに行かざるを得ない。そして、ここには来れない。
ガイドはプロ。その時考えられる一番ベストなフィールドを臨機応変に提供できるのが実力。自分で言うのもなんだが、そういう逃げ道は沢山隠し持っている。
お任せ下さい。
ご家族連れの息子さんは、お一人で参加の小父さんと馬が合ったようで、ずっといっしょに歩いている。遅いなあと待っていたら、道の脇でカマイ（リュウキュウイノシシ）の白骨化した死骸を見つけ、彼と一緒に拾っていたようだ。
ビニールに入った骨を見せられたお母さんの笑顔は引きつっていた。
末は博物学者だ！