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ステキ女性と子供たち

ステキ女性と子供たち

2008/10/13

水落&船浮湾

『彼女は泣いた。絶対滝なんか浴びるもんか!
悲鳴をあげてガイドや両親に抗議する。
ガイドと兄の乗るカヤックが滝の下を通過するのを見て、そのデッキに大量の水が叩きつけられる轟音に恐れをなしたものらしい。もしかすると少しちびったか。
とは言え、小さな彼女は両親の乗るカヤックの真ん中に空いたシートに座っていて、彼女が滝を浴びないというのなら、前後にいる二人も当然浴びられない。これがこのツアーの大きな一つの山場だというのに。
それはいくら一蓮托生を宿命付けられた彼女の両親と言えども可哀相だし、参加者全員の満足度向上を願うガイドとしては捨ててはおけない。
という訳で、自分の船からガイドの船のバウハッチの上に彼女はしばし移動することとなり、両親たちは晴れて滝を浴びることができたのだった。』

さて、今日はリピーターの女性Hさんが来てくれている。このHさん、基本かっこいいシングルパドラー(一人乗りカヤッカー)なのだが、今日は初体験の友人と一緒なのでタンデム艇で参加。
いやあ、でもHさん、ホント気のいい女性だ。今回、初めて他のお客さんと一緒だったのだが、子供たちのお相手をニコニコいつもと変わらぬ笑顔と物腰で、自ら買って出てくれていた。
ガイドとしては小さな子供を連れたファミリーと、そうではないお客さんとが一緒になるツアーにはけっこう気を使うものなのだが、Hさんのような方はとってもありがたい。
なのでステキパドラーに任命致します。
ステキパドラーの定義については、これからまた考えましょう。
p.s. ファミリーのお母さんからHさんに感謝のお言葉をいただきました。