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強い南風をいなして、のんびり

強い南風をいなして、のんびり

2008/08/17

タカラ島コース

今日はどういう訳か、強烈な南風。波も高い。そこで、南風に逆らって漕がねばならない「フカパナリ」コースから、ただ南風に乗ってのんびり流されていける「タカラジマ」コースに急遽変更する。
左上の写真の通り、一部南風にさらされるところでは、となりのカヤックすら隠れて見えなくなるほどの波。
それが、ブザシの岬を回り込めば、左下のように非常に穏やかな海の表情に変る。
出発して最初の強い南風にびびったお客さんたちも、そこからはとっても安心。リラックスした顔になっている。

カヤックから飛び降りての最初のシュノーケリングは、引き潮ということもあり、濁りがきつかった。ウミガメもいたのだが、僕以外は見られなかったのが残念。ウミガメは泳ぐの早すぎ。そんなに慌てて逃げなくても。

しばらく遊んでいたら、だいぶ潮が引いてしまった。今日は大潮だ。このままでは全く漕げなくなってしまう!と慌てて食事ポイントの岩場まで進む。
そこからはドンドン引いていく潮を横目にのんびり休憩。暑い中の熱い食事も、岩陰での涼しく気持ちのいい昼寝も、いやあ、いい時間だった。
が、最大干潮の時間をだいぶ過ぎても、肝心の潮がなかなか満ちて来ない。これでは、再び漕ぎ出せない。少し不安が残るものの、シュノーケリングの時間もゆっくり欲しいので、深いところを選んで通ればなんとかなるさ!と結局無理やり出発する。

カヤックの底を珊瑚に削られそうになりながら、なんとか目的のポイントまで辿り着いた。ここでは、リーフの裂け目からエントリー。浅すぎて、そこからしか泳ぎ出せないのだ。
食事後のシュノーケルでは、海の青さが違った。そして一面に銀色の小魚が群れていて、僕らの顔の前を始終通過する。それが光にキラキラしてなかなか綺麗なのだ。なかなか優雅なシュノーケリングである。

そして、いよいよ最後。
ゴールである砂浜へのランディング。が、実はこのゴール地点が今日は一番の難所なのである。
かなりのサーフした波の中でのランディングとなるので、ガイドとしては多少緊張したものの、父子の乗る一艇が上陸直後に波でこけた他は、問題なく上陸。
僕なんかは久しぶりにカヤックサーフィンが出来て面白かったのだが、明日もう一日参加される父子は少しびびってしまったらしい。明日は一人乗りを利用してもらうつもりなのだが、「大丈夫でしょうか・・・」と不安げだ。
「大丈夫、大丈夫!」と僕は軽く受けておいた。
しかし、さすが、リピーター夫妻の旦那さんだけは、かなりこの波が楽しかったらしく、大いに喜んでいた。
これで、カヤックサーフィンに目覚められても、はっきり言って僕はお付き合いできませんよ~(笑)