Sさん、おかえりなさい。

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先月、東京のお寿司屋さんから連絡があった。
GODにとってスペシャルなリピーター様であり、大変な恩人で友人でもあったSさんが闘病生活の末、その前日にお亡くなりになられたとのこと。

もう8年来、毎年欠かさず平均年2度。
来たら2日間はツアーにいらっしゃっていたSさん。
西表島とGODをとても気に入って下さり、その感動を伝えたい、と沢山のご友人も連れて来て下さった。
お寿司屋さんもそのお仲間。

僕がスタッフ達と関東に遊びに行った時は、一緒に漕いだし、その後、地元もんじゃのお店やそのお寿司屋さんにも連れて行ってくれた。
お寿司屋さんにGODでのツアー写真が何枚も目立つ場所に飾られていたのには驚いた。
そして、こんな年齢になってこんなことが出来たなんて。とてもいい思い出だ、Sさんのおかげだと仰っていた。

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最近ではツアー後一緒に飲むのも恒例だった。
ツアーに参加された別の方も誘い、楽しく過ごした。
ご友人を連れてくることができない時は、その飲み会で友達になった方などと極力予定を合わされ、それでもダメなら、「一人なんだけど・・・申し訳ないなあ・・・」と逆に気をつかってくれた。

が、昨年秋、いらっしゃった時には、大変体調が悪そうで、ビールを飲むことすらしんどそうだった。明らかにおかしかった。
僕には珍しく病院嫌いのSさんに強い口調で
「必ず、帰ったら精密検査受けて下さいね!僕は来年もSさんに会いたいから!」とお願いしてしばらく。

春にいらっしゃらなかったので、おかしいな、思わしくないのかな・・・・と思っていたのだが・・・。

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Sさんの告別式を終えて数日後、Sさんの携帯電話から着信が。
驚いて出てみるとSさんの妹さんだった。
「西表の方ですか?実は先日兄が亡くなりまして・・・」
偲び泣く彼女の言葉に僕も車の中で泣いた。
もう余命宣告されているのも知らず、闘病する中で、いつも西表の話をし、もう一度西表に行くんだというのがSさんの心の支えだったそうだ。
妹さんがそんな兄を励まそうと「私も西表行ってみたいな、連れてってよ、お兄ちゃん」と言うと、Sさんはにやりと笑って「そうか、お前も行きたいか。いいところだぞ。人生変わるぞ」と言ってくれたと。
いつか、兄の遺灰を持って行きます。
その時はお帰りと言って下さいね。

僕は泣いた。

生きてもう一度一緒にカヌーを漕ぐことはできなかったけれど、Sさんの魂はもうここに帰ってきてるんじゃないか?
あの明るい砂浜でマットも敷かず、昼寝しているんじゃないか?
Sさんの笑顔と声がいつでも手に取るように思い出せる。
やっぱりここにいるよ。

Sさん、お帰り!

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