節祭始まる。トゥシヌユー。

さて、わが西表島最大の伝統行事である、節祭が今日から3日間にわたって行われる。
今日は大晦日にあたる歳の夜(トゥシヌユ)。
夕方には各家庭で一年の清めを行われるが、日中は明日行われる世乞い(ユークイ)神事の為の準備に島(ここでは祖納村を指す)の人間総出で動く。勿論、観光業に従事する僕も今日から3日間は休みだ。
と思えば、昨日の酒もスイスイ入る。飲んで公民館を後にしたのは1時半だった。
早朝、ややきつい身体を無理やり覚まして、作業に参加。
今回は毎年来てくれている明治学院大の生徒さんの参加協力がなかったので、準備はとても心配されたのだが、その分、オジイやオバアががんばって積極的に参加してくれた。
つねにないこじんまりした人数ながら、いつも見慣れたオジイオバアの頑張りっぷりにこちらも感銘を受ける。一体感はバッチリ。全ての準備がテキパキ進んでいく。
なんだか嬉しい作業だった。

個人としては、お昼休憩の時間に急いでシチカッツァと呼ばれる蔓性羊歯「イリオモテシャミセンヅル」を採りに行き、浜の渚で潮に洗われた珊瑚のカケラ「ザラングー」をバケツにいっぱい集める。
夕方の清めとお祈りに欠かせないものだ。

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さて、全体の作業は当初予定された5時よりも随分早く3時半には済んでしまった。これが島の底力だ。
あとはやっぱり作業の後には欠かせない「ボーリノーシ」。
僕らが一生懸命作ったサンシキ(桟敷)と呼ばれる舞台の上で、ビールを飲みながら婦人が準備したご馳走を囲む。うん、今年もいい出来。美味しい。
明日の早朝にはこのサンシキに茣蓙などを敷き、ミルク様を迎える準備が残っている。
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下の浜では、明日の儀式において最も大事な船漕ぎ(フナクイ)に使われる船の清めの儀式が行われていた。
公民館長、節総責任、船頭、仮船頭、前乗り、そして大工が、米、塩、酒で2艘の船を清めていく。
さあ、いよいよ祭りが盛り上がってきた。
ドキドキワクワクして、今もPCに向かいながら貧乏揺すり。

さて、この後は採ってきたシチカッツアとザラングーを使って家の清め。
そして最後のリハーサル「ウブシクミ」(大仕込)が公民館で行われる。
そしてその後には、いよいよ明日の船漕ぎのメンバーが発表される。
いつも緊張する時間だ。

続きはまた。

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