娘がくれた元気のお札

お札
昨日の晩はひどい熱できつかった。
そこへ娘がなにやら言いながら、僕の枕の下に何かを挟み込んだ。
何を言って、何を入れたのか、僕は申し訳ないながらも覚えていなかった。
が、今朝、起きてみて、体がすっきりしているのに驚いた。
なんたる回復力。いいぞ!俺!
そして枕の下に挟まれていた紙切れ2枚に気付く。
「なんだ、これ?」妻が答える。
「うさんごろの本(せなけいこ童話)あるでしょ?あれに出てくる枕の下にお札入れる話、あれの真似して絵描いて、パパの病気が治るようにって言ってたよ」
「ええっ!すごい、なんか嬉しい!」
そこへ娘も起きてきた。
「パパ、病気治った?」
「おお、すごい、このお札のおかげですっかりよくなったよ。これ置いておこうね。パパの宝物にする」
「駄目!これは悪いものを吸い取ってくれたから、後は海に捨てるの!」
「ええ~!?勿体無いよ」「だめ~!後でママと捨てに行く」
だけど、お札はこっそり妻が隙を見て隠しておいてくれた。
僕のコレクションにしよう。
いつか彼女が憎たらしくなった日に、これを見て笑って許せるように。

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