新歓!

新歓なんて言葉は、大学のサークルとか会社の部署毎にとか、そういう中で使われるものかと思いきや、西表島では、新しく住んだ住民を新歓する。
で、彼ら新住民は雛壇に座らされ、特別に用意された立派な御膳も供される。そして旧住民がそれを囲み、舞台では芸能や出し物が披露されるわけだ。
新住民はこれから、仲間として受け入れられるとともに、仲間であることの義務も負う。ノリは軽いがとても重い儀式なのかもしれない。
思えば、ずうっと昔、10数年前、上原に入った時、上原小学校の体育館で新歓された。8年前の祖納に来た時は、来たのが5月ということもあり、新歓は済んでいた。次の年には僕らはもう当たり前のような人間だったし、そういう意味では残念な気もする。
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写真は座開きの祖納岳節。そして三線の音色に反応して踊るサオ。
西表の子供全部に身られる条件反射です。(笑)
まずは婦人会、続いて祖納こども会がちゃんと三線弾いて安里屋ユンタを歌う。
そしてこども会以下の子供たちによる「きのこ」。
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おお、フクで出てるよ!と外でサオをあやしているはずのママを呼びに行くが見当たらない。
なにしてんだよ~。いいところなのに!
と思ったら、なんと舞台にサオもいた。
フクの後ろ。途中から横向いちゃって踊るのをやめてしまったが、一歳と一ヶ月、歌舞伎役者の子より早く初舞台を踏むことになった。
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で、その後も、芸能はどんどん続く。
今度は若手の婦人による、まるま盆山節。
祖納を代表する女性の踊りだ。
村の名勝、まるま盆山に来る白鷺の舞を模した踊りで、とても優雅で美しい。
三線が鳴った途端、外で遊んでいた女の子たちが一斉に中に駆け込んできた。
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そして、振り付けを真似しながら、一生懸命大先輩の踊りを見つめている。フクも小学生のねえねえたちに混じっていた。
こうして島の芸能は続いていく。
いいなあ、キレイだな。かっこいいな。踊りたいな。唄いたいな。三線弾きたいな。太鼓叩きたいな。
何時の日か、自分が踊る日を夢見ながら。

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