帰ってきました。内地は暖かいですね。
それなのに、みんなは今日も寒い寒いと言う。
つまりはそこの気候に慣れているからなんでしょうね。
たまにはマイナス20度を下回る世界に行ってみるのもいいものです。
さて、最後の日、今朝は早くからみんながバタバタ動き回っています。
それというのも、昨晩まとめて雪が降ったからで、みんなその除雪に一生懸命だったのでした。
昨日と違って、道を歩くだけで足首が埋もれてしまいます。
どんころの重機は、施設前の道路やその広い駐車場などを雪を押しながら走り回っていて、他のスタッフの皆さんはスコップ片手に人力で家の周りを除雪していました。
僕が最後に外に出たのは12時前でその時はそんなに降っている感じがしませんでしたから、ほんの数時間でこの軽トラの荷台が埋まってしまったことになります。
雪かきを一段落した嘉藤さんが、僕らを朝食に誘ってくれました。
スタッフの方たちも大好きな空知川沿いにある「フォーチュンベーグル」です。
幹線道路とは違って、お店の前の細い道はまだ雪かきされていませんでしたが、お店は普通に営業中でした。
沢山の種類のベーグルがあります。
どれも食べたい。
そしてここでは買ったベーグルを焼いてくれて、スープやコーヒーと一緒に食べることができるんですね。
キャラメルと抹茶ミルク(ミルクではなくて、実はホワイトチョコ)が僕は気に入りました。
ゆっくり朝ごはん、嬉しいね。
ここ3日間、ゴムで髪の毛を結んであげることができませんでしたが、今日は帰る日。
スタッフの女の子に頼んだら、きれいに編み込みまでしてくれました。
さすがです。男はだめやね、こういう時。
髪の毛結んでもらってもらっても、最後まで鬼ごっこ。
というか、雪かきをしている山本くんの道具を奪って追いかけられている。
本当、スタッフの皆さん、お手数おかけしました。ごめんなさい。
そしてありがとうございました。
嘉藤さんにトマム駅まで送ってもらいます。
時折、風が木々や家の屋根に積もった粉雪を吹き飛ばし、目の前が見えなくなる道路。
僕にはとても運転できません。
駅でもこの通り。
5分前まで嘉藤さんの車の中にいて、ようやく駅構内へ。
無人駅なので、嘉藤さんがホームまで見送りにきてくれました。
本当に、ここは風が冷たい・・・
誰もいないなあと思って待っていたらいたら、電車到着直前にドドドと人が押しかけてきました。
みんな寒いのでギリギリまでバスの中にいるんですね。
お世話になった嘉藤さんともここでお別れです。
また西表でお返ししなければ。
ありがとうございました。
電車はまさかの超満員。
なんとかフクの座れる席を見つけて、ご家族連れの中に入れてもらいました。
そうしたら、隣の女の子もタマゴッチを持っていたようで、なんか急に仲良くなってるし・・・。
人見知りしないフク。こういう時はとっても楽です。
よかった、よかったw
無事、飛行機に乗ることもできて、最後はちょっと奮発して関空特急で帰ります。
その中、旅に出た1月2日から毎日書き続けていた冬休みの宿題「せんせい、あのね」の最後の分を書きました。
「ほっかいどうからのひこうきはまどのそとを見るとそらが青かったです。そして下にはほっかいどうのゆきみたいな白いくもがありました。ふわふわしていてあそびたいとおもいました。ほかにもきれいな夕日もみれました。
これでおわりなので、たのしみなことがへってしまいました。ざんねんです。」
フクセ作文
また来よう、フク!!
おしまい。