月別アーカイブ: 2012年2月

ズウシィ作り(じゅーしー)

今日は公民館主催で、おばあたちにズゥシィの作り方を習うという学習会だ。
朝早くから、公民館の厨房にむさくるしい男性たちが集合する。
今日の夕方は青年会が芸能発表会なので、残念ながら青年はほとんど参加できず。
t-P2550536

集まった人間で材料を刻み始める。
ニンジン、水で戻した干し椎茸、そして葱。
ニンジン、椎茸は大きすぎず、小さすぎず・・・。

kizami

三枚肉は皮を上にして(皮を下にすると鍋底に引っ付くことがある)ある程度湯がいたら、同じく小さく刻んでいく。

t-P2550551

同時進行で、こちらは竈で置き火作り。先に薪をある程度燃やしておいて、安定した炭火の状態にしておく。

1okidukuri

しんめぇ鍋に水をはり、先の三枚肉のゆで汁、椎茸の戻し汁などを加える。

2yudejiru

具になる材料を追加。肉、ニンジン、椎茸。

3butatounyuu

ある程度沸いてきたら、味付け。まずは塩。

4sio

続いて、醤油。そしてだしの素。
量はそれぞれ、大きなお玉に一杯ずつ。
このあたりはけっこういい加減でOKのようだ。

5ajituke

味見。
合わせ出汁の味はそのままスープとして飲めるようなあっさりした濃さで、もうこれだけで美味しい。

8ajimi

2時間ばかり洗って水に浸けた米を沸騰した出汁の中に投入。
水から炊かないのがズゥシィ作りの味噌。
投入する時は鍋の真ん中に、注ぎ込むように。
この時、水面から盛り上がった米の山の高さ、これを見て出汁の量を調整する。
まさかの目分量!!
一応、目安は3寸(9cm)ほどだとか。

10kome

かき混ぜて、米を均等に均し、その後、これがズゥシィの特徴である、食用油を入れていく。

11abura

たっぷり油が浮いています。でも、すでに美味しそう!

12abura

蓋をしてグツグツ炊く。
軽く匂いがしてきたら、蓋を開ける。
米の表面にお出汁が浮いていない状態になっている。
だいぶ炊き上がってきた。

13kometaki

そこで、糸芭蕉の葉を表面に敷き詰めていく。
同時に火のついた薪は竈から取り出し、竈の中には置き火だけになるように調整する。
これから蒸しの行程だ。

15musi

こんなふうにもう竈の中には炎は見られない。

16oki

さらにコゲの匂いまでしたきたら、完全にこの置き炭まで取り去ってしまってもいい。
それでも十分な余熱を竈は蓄えている。

17oki

一度、蓋を開け、芭蕉の葉を取り除く。材料のほとんどは浮かんでお米の上に並んでいる。

18

米の照り具合など見ながら、油を追加。

19-1aburatuika

しっかり、米を裏っ返す。
混ぜるのではなく、裏返すことが大事だとか。

19kakimaze

もう一度、芭蕉の葉を被せ、蒸す。

20basyouhikinaosi

そして完成。食べる寸前で蓋や芭蕉の葉を取り除く。
けっこう火を落としてから時間は経っているのだが、美味しそうな湯気が立ち上る。

21kansei

刻んだ葱を混ぜ込む。
ただし、明日も食べようと思うのなら、葱は入れない方が長持ちする。

22negi

配膳を始めると、公民館に今日のズゥシィを食べに集まったおばあらがウルサイ。
「もっと沢山入れなさい!」と怒られる。
どうもおばあたちにしてもズゥシィは特別なもので大好きなようだ。

24oisii

南の島の炊き込みご飯、ズゥシィ。
今回の講習、色々なところで、おばあの経験値による采配が現れ、そうした数値化できない部分が大きく、勉強になったとは言えないけれども・・・
いやあ、それにしても美味しかったなあ~。

愛用プロトレック

t-P2550476
 

 ここ6年ぐらいずっとこの時計。タイドグラフ(潮位表)付プロトレック。左から初代。2代目。3代目。
シーカヤックガイドの仕事には潮位が分かるということがとても便利。
初代が現役の時に、たまたまカシオ社員の方がツアーにおこしになり、時計だったら新品がいつでも3本は会社のデスクの引き出しに入っているというので、その腕にあったほぼ新品だった2代目をもらった。
すると直後に機嫌を損ねた初代。タフソーラーの衛星時計の癖に時間が合わなくなってお蔵入り。
2代目は見てのとおり、ベルトが紫外線による劣化で破損。惜しくてしばらくは髪留めゴムなどを利用して使っていたが、夏の酷使に耐え切れず手作りベルト部分が臭ってきたので、買い替え。
Gショックと悩んだ末に、やっぱりタイドグラフ付の同じものを購入。
昨年秋購入の3代目、早くも傷だらけ。それでも結構頑丈な時計である筈なのだが、平均3年しか持たないハード使用っぷり。パンツを履いている時は必ず着けているもんな。
傷だらけになっても頑張っている品には激しく愛を感じるタイプなので、今度こそはどんなに傷だらけになっても壊れず長持ちしてほしいものだ。

長女に振られ、次女とデート。

内地から戻って、ずっと長女は寝込んでいる。
熱も高く、いやな風邪にかかってしまったようだ。
できることなら診療所を利用したくないという妻に代わり、僕が「フク、病院連れて行ってやろうか?」と長女に声をかければ、「うん。でもママがいい」とのたまう。
ああ、そうですか。
勝手にしなさい。
ということで、渋々娘を診療所に連れて行った妻に代わり、僕が次女サオカの面倒をしばらく見ることになった。
幸い、今日は昨日に引き続き素晴らしい天気だったので、お外でデートとしよう。

P2550346

そうだ。桜だ、桜!!
ちょうど桜が満開なのでカメラを持って出る。
で、サオカを持ち上げシャッターを構え・・・・
お、重いよサオちゃん。
でも、僕に抱っこしてもらえたのが余程嬉しかったのか、超笑顔。

結局しんどいのでサオカは普通に地面に立ってもらい、僕が地べたに構えて見上げ構図の写真を撮ることにした。すると・・・

P2550244

おいおい、恐いよ!!
いったい何を企んでたんだろうなあ。
でもこの子は時々こんな顔をするのです。

さらにデートは続く。
P2550363

家のすぐ近くばかりだが、絶景がいっぱい。沖縄に珊瑚のグシク(石垣)は数あれど、テーブルサンゴのグシクを3段に積んである場所はそう多くは無いだろう。これだけ海に面したグシクもまた。
そんなすごくいい場所が彼女には日常。
たったったったと駆け下りていく。

P2550373

走ろうともせず、ゆっくり歩きの僕を時々振り返りながら、「パパ!うみ!うみ!」

待て待て!絶対入るなよ~!

P2550438

グシクの石畳の階段を上り下り。頂上から見えるとってもいい景色には目もくれません。
こどもってなんでこんなに階段が好きなんかな~。
大人になるとなんで階段好きじゃなくなるんやろう。
そう言えば、僕も昔こどもの頃、マンションの2階以上に住みたいと思ってた気がする。
1階住まいがあんまり嬉しくなかった。ただ階段が羨ましかったような気が。

P2550390

いいお空だね~。
次はどこ行こっか?

あ、お昼のチャイム。

パパ、おなかすいたね~

そうだねえ、帰ろっか、サオちゃん。

もうママもネエネエも帰ってきてるかもよ。

沢山作りました。遊動式タイラバ仕掛け。

皆様、こんにちは。
昨日、島に戻ってきました西表出戸家です。
今年もよろしくお願いします。
さて、帰ってはきたものの、やはり島は冬。
気温は18度しかなく、強い風が吹きすさび、涼しいかぎりです。
とはいえ、一切の暖房なしで過ごせるのですから、暖かいと言えばそう。
でもな~
この時化では、そう簡単には海には出られません。
早くカヤックで海に釣りに出たい・・・もとい、仕事したい!!

今年、内地で一生懸命やったこと。
新サイトの作成
当面は旧サイトと同時経営。プロバイダーが非対応なので、IE6ではどうしても見れません。IE6の方、ごめんなさい。
②遊動式タイラバの仕掛け作成。
ヘッドは30程度。ラバーは200。
で~ん!!
t-P2540983
アシストフック作成中。

で~ん!!!
t-P2540985
シリコンシートを切り刻んで先のアシストフックに装着。
シリコン系の色はケイムラ、蛍光ゴールド、蛍光ブルー、蛍光グリーン。グローゴールドにグローオレンジ。シラス。ラバー系は赤、黄、オレンジ。

釣れますように。

ってか、こんだけ作って釣れなかったら、笑える。