月別アーカイブ: 2011年2月

島のおゆうぎ会は凄いのである!!

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さて、今日は昨年の12月から年長さんの病気やなんやで延び延びになっていた西表保育所のおゆうぎ会の日である。
待ちに待ったという感じだが、子に期待しすぎる?あるいは心配しすぎる僕みたいな親(以降オヨと呼ぶ)としてはついに来てしまった・・・・という気がしないでもない。
が、なんたってこの島の保育所のおゆうぎ会はすごいのだ。
小さい子供たちでもそこは芸能の村に育つ子供たち。いつのまにやら芸をしっかり身に付けて親の期待以上の活躍をしてくれる。
だからこの日を楽しみに駆けつける地域の老人方も多いのである。

さてさて長女フク。

今回は楽器(鍵盤ハーモニカ)、オペレッタ、AKB48のダンス、など色々取り組んだ。が、オヨとして一番見たかったのは西表保育所年長女子恒例、祖納の伝統芸能「まるま盆山節」の踊りだ。
大人たちが踊るのとほとんど同じ衣装をつけ、子供たちが踊る。
その衣装がまた可愛いのだ。
フクは年中さんだが、同級生にも一つ下にも女の子がいないので、今年を逃すと踊る機会がなくなってしまう。大変だが頑張れ!

君の島での芸能生活は、さあ、ここから始まるんだ!!
そう期待し、フクが保育所から帰ってくると、僕が節を歌って覚えているところを踊らせる。あるいは彼女らが里帰りしている時は、正月に島の新成人の女の子たちが踊ったのをビデオにとってDVDにし送ったり・・・。

で・・・・・・
いろいろやってみたけど・・・・
実際どうなの?
踊れるようになったの?フク?
パパはいつも笑ってごまかし逃げてしまうあなたが心配で本当は見てられないんです。

だけど・・・・

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やるじゃないか!
すごいすごい!
勿論、ねえねえたちには敵わないけど、上手だったよ。
あと、姿勢と顔が良かった。
それは一番だ!
パパは涙が出たねえ・・・・。
これで君は西表の娘だ!!

東京に行ってきました。JSCA(日本セーフティーカヌーイング協会)総会

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去った2月21日から25日まで東京、那覇へと出張に出ておりました。
いやあ、でかいですね。花の都大東京。
初日の宿が新宿でしたので、新都庁などのビル街を見学。
巨大なピカピカの高層ビル郡にはちょっと感動しました。
羽田から新宿まで移動しつつ気付いたのは、東京には屋根瓦がないという点。隙間無くビルに埋め尽くされている感じで、東京の人は自分の家やら仕事場やらの見当がつくのだろうか・・・などと考えて不思議な気持ちになりました。
あと、こんな場所にちょっとは住んで見たかった気もします。
夕方から夜にかけては、昔の友人や東京のお客さんに案内されて東京のナイトライフを少々エンジョイさせていただきました。
Kさん、Mさん、Hさん、色々ありがとうございました。
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そして多摩市に移動し、JSCAの公認校代表者研修会と会員研修会、総会(通称JSCAデイ)へ。
JSCA(日本セーフティーカヌーイング協会)は日本のカヤック業界をリードし、カヤックを安全にかつ楽しく普及する目的で集まったスクールやガイドカンパニーの団体です。
全国でも公認校は27校しかなく、難関のインストラクター試験を合格し、正会員として登録されているのは144名に過ぎません。
それだけ狭き門をくぐり抜け、逆に言えば合格の為の技術の研鑽、努力を惜しまずやってきたガイドやインストラクターの集まりですから、数は少なくとも少数精鋭であることが、カヤック業界には知れ渡っています。

さすが、そんな団体の公認校代表研修会です。P2220022
なるほど・・・と思わせる内容でとても有意義な時間を過ごすことができました。でも、本当に有意義だったのは、研修会、総会の後の、懇親会という名の飲みの時間。
これから先のカヤック業界を憂う方、そしてその為にはこうしていこう、うちはこうやっているよという前向きな意見。
全ては技術の研鑽にある、技術こそが最も大事にしなければいけないものだ、という一見当たり前で、しかし追求すれば求道者のようでさえあるその意見。
そういうものを清濁併せて酒と一緒に流し込む。
あまりにも濃い、濃すぎる時間でした。

来年は沖縄開催が予定されるこのJSCAデイ。今年が初出席でしたが、毎年毎年が楽しみです。

続いて24日は那覇に移動し、沖縄県カヤックガイド協会(OKGAS)の総会でした。OKGAは県内唯一のOMSB(沖縄県マリンレジャーセーフティービューロー)に加盟するカヤック団体です。

こちらも初出席でしたが、これまでなかなか目立った活動をして来れなかったOKGA、今年はついに大きく変わります。
カヤックガイドの認定制度のスタートです。
沖縄県では特にシーズンガイドなど、訓練や経験を得ていない未熟ガイドが多いと言われてきた中で、事故を未然に防ぎ、ガイド自身に鍛錬の機会を求め、自覚を要する為に行われる検定会。
この資格はおそらく難しくなるだろうとのことですが、今後、OKGA加盟業者、認定ガイドと非加盟業者、無資格ガイドとの差別化が進むかもしれません。
仲間が増えることは嬉しいことですから、もし同業の皆さんでこれをお読みになられた方、興味がございましたら、ご連絡下さい。

我家で風邪が流行り出した

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フクセ、朝からダウン。
昨日からしんどそうだったが、夜中に熱発。
食欲がないのはいつものことなので、そこは大して心配はしていなかったが、顔色が悪いので気になって昨日のうちから部屋に閉じこめておいた。
でも、やっぱりだめだった。
鼻もズルズル。

サオカ、熱はないものの、鼻ズルズルでその鼻が気持ち悪いらしい。
機嫌悪く、昨晩はめずらしく夜泣きした。
が、朝になったらいつものご機嫌サオちゃん。

立てるようになってから覚えた車押し。
普通は順番が逆なのだが、まあいいでしょう。
嬉しそうに家中を押しまわって遊んでいますが、行き止まる度に、僕らが行って方向転換を手伝うのは少し面倒です。
また、手伝うと怒るし。(笑)

さて、明日から東京と那覇に出張に行ってきます。

更新は後日。(あるかな?)

十六日祭

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今日は十六日祭。
八重山では暦上、とても大事にされる一日だ。
なにかっていうと、後生の正月。
つまり、ご先祖様や死んだ人のお正月。

なので、数日前から墓を清め、当日はその墓で家族が過ごす。
例年、Tにいのところに呼ばれて、僕一人が行っているのだが、今年はとなりの90にもなるおばあの墓に呼ばれたので、せっかくだから、と家族全員でおじゃますることにした。

お墓は田んぼのそばの森の中。
昔はそのまま下の砂浜まで続く海岸林だったよ、とおばあ。
今日は冷たい北風だが、南向きのお墓にはまったく風が当たらない。
墓の周りの木々も風を遮ってくれている。
意外に暖かだった。

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十六日祭と言えば、入れ替わり立ち替わり人が線香を上げに訪れるイメージだったが、おばあのお家の縁者は、今、おばあ本人しか島に残っていない。
だから、お墓を訪れる人も少ない。
少し寂しい気もする。

だが、僕が死んだとして、後生でこの日に願うのは、自分の大事な人だけがお墓に来てくれて元気な顔を見せてくれること。
あんまり賑やかでなくてもいい。
むしろそういう人もいる筈。

静かなお墓でのんびり過ごす。
こういうのもいいものだ。

今年の畑

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畑を耕し、ある程度の大きさで盛り上げ、溝で囲う。
面倒くさいので種芋は一個丸ごと植えることにし、余分な芽だけ、摘んでおいた。
ちょっと過密だが、まあいいとしよう。P1090008
バナナのそばのスペースは、例年通り、ゴーヤの棚をかけることになった。いつもより大きな部分を使うことにしたので、ちょっと拡大中。
サガリバナシーズンの朝食のベーグルサンドには欠かせない。
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枯れたバナナの木を倒して、山刀で細かく刻む。
枯れているくせにすごい水分だ。
水飛沫が顔に飛ぶ。
緑肥になるというので、このまま少し乾燥させて、ゴーヤ畑の土に混ぜ込むことにしよう。

いやあ、しかし、いい天気だった。
だけど、午後からのこの蒸し暑さには本当に疲れる。
もうすぐ雨が降るのだろう。
今日もクタクタになった。
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仕事のあとは、少しだけだが、庭で次女と遊ぶ。
アリの巣を見つけて、その真上に手を置き、無数のアリが這い上がってくるのをじっと見つけて楽しんでいる。
見てる方がぞっとする。
うわあああ・・・・。

でも、この時期のこの気候。
本当に嬉しい。
家族みんなが明るい顔になる。

島の笑顔は太陽とともにあるね。

畑仕事!

2日続けての晴天だ。
風は南。気温は24度もあり、汗ばむぐらい。

さて、こんな天気に中の仕事はできない。
やっぱり外仕事をしながら、体を作っていなかくては。
体をこき使えば、体力も戻るし、減量も進む。

一昨日、久しぶりに体重計に乗って驚いた。
昨夏より20㌔増。
これでは、負担が大きい。
どうりで最近寝てても、腰がきついはずだ。

そんな理由で、目標を持ってダイエットに挑む。
自戒の意味もこめてダイエットブログも始めることにする。

妻に愛されるために。そして家族の未来のために。

恥ずかしながら・・・。

家族がいてこそ

今日、妻と子供たちが長い里帰りを終え、島に帰ってくる。

キレイ好きの妻のために、昨日から二日間かけて家の大掃除をした。
僕はまあ、見える範囲で問題なく過ごせればOKという程度の潔癖さしか持ち合わせていないのだが、妻は隅の隅のそのまた裏側の埃まで気になるタイプ。
だからこそツアーの食事準備など、絶対に衛生でなくてはならない分野を安心して任せられるところもあるのだが、生活の中では時にしんどい。
が、見る見る美しくなっていく部屋を見ていると、無心に雑巾がけするのもなかなか楽しくなってきた。一日2回掃除をする妻の気持ちがほんの少し分かった気もする。

そんなこんなしているうちに、妻と子供たちが島に戻ってくる時間。
雨の中、最寄のバス停まで迎えに行ってバスを待っていたら、そのバスに横付けされた。
窓ガラスからフクが僕を見つけ手をふる。サオも笑っている。
「おかえり~!」

僕の命が帰ってきた。

さて、4人で我家へ。
玄関を開けてすぐ、妻のチェック。視線がすっ、すっ、すっ、とポイントポイントを移動していく。一番緊張する瞬間だ。
「どう、キレイやろ?」
妻、無言。
こ、こわい・・・。

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さて、ようやく家に入り、妻が抱えていた次女、沙乙花を畳の間に下ろす。
と、そのサオが僕の方にと、と、と、と歩いてきた。

え、

歩けるようになってるやん!

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すごい、すごい!
いつのまに!

知らないうちに成長してしまう(決定的瞬間を見逃す)のは、親にとって寂しいことかと思っていたが、全然そんなことはない。
素直に嬉しく、また歩けることが嬉しくてたまらない様子のサオが可愛くてしょうがない。

なので、何度も本棚から僕まで歩かせてみた。
ホント、飽きない。

久しぶりに娘2人とお風呂。我家の風呂はびゅうびゅう風が吹き抜けるほとんど外風呂なので、この時期、異常に寒い。あんまり喜んで入りたくない。
が、家族がいれば、その寒い風呂に入ることも億劫ではなくなるもんだ。
湯が冷めるまでのごく短時間にすぎないが、風呂を満喫できた。

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僕が準備した食事を終え、さらに今日は後片付けまで僕がやる。
僅かばかりだが、これが家族に対する歓迎の気持ち。
そして妻とのコーヒー団欒。
その時、長女が「パパ来て!」と腕を引っ張る。
ついていくと、玄関に置かれた袋から彼女が取り出したのは・・・

チョコレート!!!

そうか、今日はバレンタインデー。
嬉しいなあ。うちの妻は付き合っている時からバレンタインチョコをくれない人だったので(太らないようにとの配慮だったらしい)、いったい何年ぶりだろうか。
やっぱ、持つべきものは娘である。
「はい、どうぞ。」
「ありがと~、パパ嬉しいよ」

「明日の朝、一緒に食べようね~」(笑顔)
「あ・・・そうだね。うん、一緒に食べようね~」

な~んだ、結局自分が食べたかったのか。
ま、それでもいいでしょう。
可愛い娘からの初のバレンタインチョコ、明日の朝が楽しみです。

世捨て人

内地に帰省中、親友たちと飲んだ時、ある一人から「世捨て人」と呼ばれた。

そうなのか。
僕は他人から見ればそんなふうに見えるのか。
そもそも「世を捨てる」というのは俗世間との干渉を断つことを意味するのだが、俗世間って。
俗世間も調べてみた。

1 一般の人々が日常の暮らしをしているこの世。俗世。「―のわずらわしいつきあい」
2 求道・修行に無関心な世俗の世界。出家しない者の世の中。俗人の世の中。

なんや、俺、めっちゃ、俗やん。俗世間のど真ん中におるやん。
都会におらんだけ。一般の人。
西表にだって俗世間は十分にある。俗な悩み、いっぱい抱えて活きてます。

しかし、彼はなぜそう思ったのか。

西表島が俗世間の存在しない聖なる島に思えたからか。
そしてこんな僕ですら聖人君子のように見えて鼻にでもついたか。
とすると彼は都会の暮らしに疲れているのか。

だったら一度来ればいい。
ここには俗もいっぱいあるが、聖もいっぱいある。
しょせん人間。
悩みからは解き放たれない。
世捨て人にはなれないが、でも、世の中では味わえない「感覚」で生きることの意味が分かるかも。

でも、考えすぎちゃあダメだよ。
この自然の意味なんて考えたら、環境学者が言うような陳腐な言葉しか出てこない。
大事なのは、台風でも夏の強烈な太陽でも、体で命でもろに食らう巨大なパワー。そして時折見せるあまりにも繊細な瞬間。
そこに何を感じるか。考えるかじゃない。

あ、でも、僕はもう少し考えて生きよう。

PCでグッドアウトドアの携帯サイトを見てみる。

僕のように携帯をほとんど使えないアナクロユーザーの皆さんのために、見つけてきました。
これで新しく作った携帯サイトの全貌が見ていただけます。
http://emu.mobile.goo.ne.jp/emu/emu.php

うん、でも、携帯使えない人はPCで普通のサイトを見るからいらないお世話だったかも・・・。

あ、勿論、http://iriomote.msc.ms2.jp/を入れて下さいね。

西表島ばかんすツアー携帯サイトオープン!!


お待たせしました。
グッドアウトドアのサイトが携帯からでも見やすくなりました。
ただPC用サイトを携帯サイトに直したのではなく、携帯で見てもらう為に一から作りました。
マルチキャリア対応で作りましたので、au、docomo、softbankどの携帯からも一応、等しく見やすい筈です。
写真容量が制限される携帯用サイトでも、美しい西表の写真を見て欲しいと、写真一枚のサイズは小さく、しかし数は多く、とギリギリまで写真を詰め込んでありますので、少し重いかも知れません。
パケット定額をお申し込みでない方には、本当に申し訳ないですが、興味がございましたら一度覗いてやって下さい。
URLは
http://iriomote.msc.ms2.jp/
です。
でも、PCで見ない方がいいですよ~。
ズレますから。(笑)