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寝坊にはお気をつけあれ!

寝坊にはお気をつけあれ!

2008/03/05

白浜漁港

今日は男性お二人。お一人は去年も来られた釣り好きの青年K君。石垣から朝、西表に入る予定だった。が、朝、船に乗りましたという定例連絡がない。念の為お迎えに上がるが、港にいない。電話をしても取らない。これは困ったことになった。彼一人ならいいが、他にもお客さんがいるので、対応が難しい。幸い、もうお一方は一度息子さんが僕のツアーにいらっしゃって、その薦めで僕のツアーに参加されているという方でNさん。「お任せしますよ」という軽い感じでいてくださった。気持的にも救われる。
やっと石垣のK君と連絡が取れる。しかし、船は2便も出発した後。今から1時間後の次の便ではかなりの遅れは必至である。聞けば、昨日遅くまで石垣の友人と飲んでしまったらしい。普通ならキャンセル料をいただかなくてはないらない状況だが、リピーターの方だけに情がなくもない。
そこで、なんとか、うまいように考えてみる。要は付き合っていただいているNさんに楽しんでもらうことが重要だ。そこで、最終手段。
とにかく釣りができれば、という彼とはお昼に合流することにして、僕とNさんは先にツアーに出ることにした。とりあえず、昼に出発地点に戻る強行軍で水落の滝を目指す。ガイドとNさんの2人だけだからできる荒業である。さすがに普通一日かけてやることを半日でやってしまったのだから、それなりに疲れた。
が、僕らが出発地点に戻ってきたのは素晴らしいタイミングだった。ちょうど、遅れていたK君が石垣から船とバスを乗り継いで出発地点に到着したのである。
おかげでどちらも待つことなく、港でお昼ご飯に。初めてのことだったが、港でご飯も悪くないものだ。まず、屋外ながらまっすぐの場所に座れることが嬉しく、コンクリートがほんのり温かいのも嬉しい。
さて、昼からはようやく全員揃って出発である。午後からは彼の要望どおりカヤックで釣りに行く。遅れた分を延長し、5時半までの長い釣りだった。子供さんが小さい時一緒にしただけというNさんだったが、大きなグチを2匹釣られて、かなり満足げである。僕もクロダイ1匹にコトヒキ2匹。まあまあ。
しかし、釣りが大好きで、なおかつ上手な筈のK君。頑張るもむなしく河豚2匹。
これは・・・・、つらいだろうねえ。