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命の水を失う

命の水を失う

2006/08/20

船浮湾

8/20 今日、背の高い外国人男性が来られた。彼女を前に、彼には後部シートで足による舵取りを担当してもらったのだが、こちらの使用するタンデムカヤックはウォーターフィールド社の国産。190センチの僕でもペダルを踏む足はきつく、いつも漕いだ後は痺れて立ち上がりにくい。国産故、日本人基準なのである。勿論、小さな外国人なら大丈夫だろうが、僕やその方のような規格外の人間には不向きである。彼は、「がっでむ!!XXXX!」などのいけない言葉を惜しみもなくカヤックに浴びせかける。上陸しても機嫌が悪い。でも、こればっかりはしょうがないなあ。許せ、僕の大事なカヤック。
さて、海のツアーでは水は命。持ってきた分しか使えない。が、今日はカヤックの中に入れた水をボトルの口がゆるいが故にこぼしてしまうという不始末があった。昼食に必要な水である。確保するしかない。滝まで帰れば水はいくらでもあるが、風がきつい中、一旦上陸した人たちを連れ、また引き返すのも難しい。自分だけ戻るにも時間がかかり過ぎる。そこで山に入って沢の水を得ることにした。が、運悪く、折からの雨不足で一つ目の沢は枯れており、二つ目もチョロチョロしか出ていない。たったの4リットル汲む(ボトルに溜める)のに15分以上もかかった。おかげで食事も遅くなってしまう。
こういう失敗はなくさなくては。