今日は天気予報ではさほど、きつい雨が降る予想ではなかった。
が、予想を裏切り、雨が激しく降ってきた。少し増水もしてきたので、滝に取り残されるのが怖い。
ほんのちょっとだけ遊んだ後、飯も食わずに撤収です。
下流のカヌーを係留した場所に下りてきたら、やっと雨が一段落。
安心してタープを張って食事を作っていたら・・・・
また激しい雨!!
今度は見る見る川は激流化。そして濁流に。
食うや食わずのうちに撤収準備。
たまたま遊びに来ていたJSCAのイントラ資格を持つS君と2人、大増水の滝から命からがら逃げてきた他のツアーのお客さんたちも全員、まとめて、無事に川を漕いで下るミッション。
全員にきつくライフジャケットを装着させて、沈した後の対処説明。
「船とパドルを離さずに流れて!流れの中では助けられないから!云々・・・」
激流の川下り。西表の川は両岸からせり出した木々の梢が非常に危険な障害物となる。
引っかかってカヤックが横を向いたら最後、水の勢いも手伝って、脱出できなくなるばかりか、船は沈する。あちらこちらで操作不能、沈が同時多発。
助けては激流を漕ぎ上がり、また助け、漕ぎ上がり・・・・
S君も大活躍。彼がいてくれて良かった。
命からがら・・・・
川をなめてはいけません。
そして反省。
タープだってあったのだし、カヤックを安全な場所に運び上げて括り、全員で安全なところまで避難して、タープの下で川が治まるまで待った方が良かったのでないか、ということ。
たとえ、何時間かかろうとやがて雨は止む。
無理に帰ろうとするよりは、その方がずっと安全だったと思う。
あとは石垣日帰りの人をどう説得するか。うちにはそういう方はいなかったが、もし、いたら、命が大事でしょ?と言うしかない。
それと個人的には西表のように穏やかな川でのツアーとは言え、こういう激流化する日がある以上、内地の急流でのトレーニングも必要だと思い知らされた。