goodoutdoor.blogzine.jp > 西表島ツアーアルバムⅡ「今日がいい日であるように」

浅瀬もキレイ

浅瀬もキレイ

2009/09/13

フカパナリ

単純に海の色を上から見ただけで較べれば、
深い海は紺碧であくまでも澄んでいるのが美しい。
湾内は川が注ぎ込み、豊かな栄養分が植物性プランクトンを育むのだろう、
翡翠のように深く澄んだ緑色はこれも美しい。
ところが珊瑚礁の海は、下に横たわる色とりどりの珊瑚を透かしてよく見るのでなければ、
全体としては黒ずんで映る。美しいと単純には思わない。
イメージとは少し違う。
では、オキナワのあのコバルトブルーの、エメラルドグリーンの、鮮やかに明るい海はなんなのか?
それは下が砂地になった浅瀬の海の色。
海草類が生えていなければ、海底は一面真っ白な砂。
その上に分厚くはないが、透明度の高い海水がかぶさる。
水は純粋であればあるほど、太陽が持つ七色の光の中から水色の光だけを反射させる。
それは水色のフィルムを白い画用紙に貼り付けるような感じ。
だから、こんな色に見える。