限界を超えた
2009/07/18
白浜港
ここ白浜出発のツアーにおいて、「怖い」風は、行ったはいいいけど帰れないという強烈な北の風。
これは冬の風で、やっかいなのがニンガチカジマーイの時期ぐらい。
今日は強烈ながら南風。行ければ帰れる。
真っ暗なうちから全艇僕の後ろに牽引して出発。
強烈な風だが、なんだこれしき！
しかし、たかだか1キロを漕ぐのに1時間以上も要してしまう。
空は明るくなり、僕の腕はパンパンに。
後ろのみんなも同じだろう。
引っ張る重さがズンズン増えて行くのを感じた。
休める場所はない。漕ぎ続けるか、撤退か。
やがて僕が必死で漕げども船が後ろに下がっていくのを感じた。
これが限界。
諦めて引き返す。
途中トラブルもありつつ、港になんとか戻ってきた時、
そこに悲壮感はかけらもなかった。
みんながやり切った顔をして笑顔だった。
朝の港で、本当はサガリバナを見ながら食べる筈だったベーグルサンドを食べる。
しみじみ美味かった。