青と白の世界

雪の北海道の空の青さには、西表島ですごい青空を見てきた僕も驚いた。
だって、下が白い分、青さが際立つというか、清潔な青というか、なんせ西表島の青空とは違う青なのだ。

そんな青空を前にして、遊びに行かないわけにはゆくまい。
早速二人でスノーシューで散歩に出かけてみた。
ところが、ちょっと疲れているのか、「スノーシューおも~い・・・」とぶつくさ文句を垂れて、なかなか歩みが軽くなってこないフク。

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「ねえ、どこまで歩くの~」
「う~ん、ずっと向こうまで」
「そこに行ってなにするの~?」
「・・・・」
そうか目的がなくてはだめなのか。青空のもとの散歩というのは、今の彼女のテンションをあげる言葉ではないらしい。
「じゃ、昨日みたいに白樺の皮でも剥ぎに行こうか」
「行く~!!!」
いきなりテンションが上がった。

すぐに道路から脇の山に入る。
本当は下草でいっぱいなのだろうが、すっかり雪がそれらを覆い隠しているので、どこも平坦に見え、そしてどこまでも歩けそうな気さえしてくる。

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こういうふわふわな場所を歩きたかったらしい。転んでも笑顔笑顔。
もちろん誰の足跡もない。
いや、あった。
見つけたのは・・・・

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エゾリスの足跡。
木から木へ往復している。でも見上げてみても、どちらの木にも主は見えない。忍者か?
他にも僕らに近寄ってきたのは・・・

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もこもこした羽毛がかわいいシジュウカラの仲間。
すぐそばの僕らなどは全く眼中になく、無心に枝に付いたコケの間をくちばしでつついては、跳ね回っている。
いつだって動物との出会いはちょっとなごむ。
二人、休憩がてら、しばらくこの子を眺めていた。

その後もたっぷり1時間。僕らは、あちこちの白樺を訪ねては、少しずつ皮のおすそ分けをいただいた。

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いい顔だ。フク。
このスノーシュー、とても楽しく山を遊べる。
だが、やはり雪山には雪山の危険があった。
終始、川か沢らしき連なる窪みを避けるように僕は先を見、先導して歩いていたのだが、あと少しで道路というところで、僕は突然フクの目の前から消えた。
そこには、雪のふた以外、下にはなにもなかったようで、僕はそこを踏み抜いてすっぽりと落とし穴に首まではまってしまったのだ。

これが出れない。
もがけばもがくほど周りの雪が崩れ出してなおややこしくなる。
最後はスノーシューを脱いで穴の外に放り投げ、下に埋もれていた木の枝に足をかけて雪まみれになりながらもなんとか大脱出。
いやあ・・・危なかったなあ。

「パパ、重すぎるんだよ」
ト、フク。うん、その通りかもね。

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たっぷり運動してすいたお腹を、美味しいパスタで満たした後、僕らはまた嘉藤さんにスキー場へ連れて行ってもらった。
朝、あんなに寒かった気温だが、ポカポカ太陽のおかげで急激に上昇してマイナス10度にまでなった。
そんな筈ないのに、とても暖かく感じるのが不思議だ。

今日のフク、
自分からもう一度スキーをやらせてほしいと言っただけあって、頑張った。
「もう無理」なんて泣き言は一度も吐かず、カニ歩きに方向転換などの基礎練習。
先生の嘉藤さんも、あまり難しいことをさせなかったので、気持ちが続いたのかも。
一しきり習った後、とりあえずゲレンデを滑り降りてみることに。

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完全に嘉藤さんに抱っこされて滑り降りているだけなのだが、これなら楽しさの方が先に来るもんね。
ちなみにこの写真は僕が並走しながら、振り返って撮った一枚。
スキー?
出来ません。
ゲレンデを長靴で走り降りての、他ではちょっと見ない並走。

だけど、驚いた。
これを何度か繰り返していたから、バランスに慣れたのだろうか。
昨日はまったく歩けなかったフクが、何度目かのリフトに向かう際、スキー板で歩けるようになっていた。
驚きだ。

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でも、これで今日はスキーはおしまい。
さあ、楽しい橇の時間だ。
フクの顔が緊張から解き放たれて輝いているのがゴーグル越しでもよくわかる。

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豪快に手馴れたもののように滑降してきた。
すごいスピードなのに、本人曰くスキーより全然怖くないらしい。

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手で雪を押さえ、橇を傾けることでターンができる。
橇って実はすごい。
橇ではリフトを使わせてもらえないところが多い中、本当にここは素晴らしいと思うのだが。

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何度も滑り降りては、すぐにリフトへと走っていくフク。
その後姿は嬉々としている。
だが、そのころ嘉藤さんは凍え切っていたようで・・・・。
申し訳ない。
実はこのリフトという乗り物が僕は怖くてしょうがないのだ。
高所恐怖症でもないが、あまりに安全確保が個人任せというか・・・。
頼りない作りだというか・・・。

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いやあ、でも今日も雪を満喫させてもらえた。

どんころに戻ってすぐに、一番風呂をいただいて温まったら、すでに準備されていた。
嘉藤さん特製の
肉祭りディナー。ローストビーフにローストポーク、ジンギスカン!!
フクの大好きな(もちろん僕も)肉、肉、肉~!!
しかし、いつの間にこんなに・・・

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とても美味しかった。
毎日、何から何まで堪能させてもらって心から感謝。

最後はフク、大喜びのチーズケーキで締め!!

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